2007年卒協和キリンの志望動機詳細（/男性）（公開）

実際に企業に提出した志望動機

07年卒

その他

男性

学校名

：

職種

：

非公開

志望動機

現在母はパニック障害という中枢神経系疾患に苦しんでいます。このように様々な疾病に苦しむ患者に既存の薬よりも有効な医薬品を一日でも早く届け多くの患者さんを救うことができたらと強く感じ製薬企業を志望するようになりました。そして、自らの手で画期的な精神神経系疾患の治療薬を開発し、母のような患者さんを救いたいと考えるようになりました。貴社の説明会に参加させていいただいた際、社員の成長を助けてくれる様々な教育システムを知り社員を人材として大切に扱っておられる点そして、貴社の求める人材に共感致しました。中枢神経系分野を重点領域に掲げる貴社の下で創薬研究に携わりつつ自分自身を成長させ、ひいては貴社自身を自らの手で成長させていけたらと強く感じ、志望いたしました。
私は四年次はin vivo、大学院に入学してからはin vitro標本を用いて薬物の鎮痛作用を検討しております。まだ創立して日が浅いこともあり、私の研究室では基本的に1人1テーマです。チームを組んで実験することもほとんどないため、1人で実験系を検討し研究を進めていかなければなりません。私も学部4年次に現在のテーマを任されてから、先生や先輩から適切な助言をいただきながら、自分ひとりの力で実験を組み立て、進めてきました。よって私は動物を扱うスキルはもちろんのこと、電気生理学的な知識そして適切な実験条件を検討し実行する能力には自信があります。よってそのような長所を生かして、実験系を自ら計画し薬物の作用機序の解明などの薬効薬理さらには副作用の発現を評価していく研究を行えたら、と考えております。しかし、私は自分をより成長させたいという思いが強く、たとえ現在のスキルが通用しないような部署にあっても、喜んで初めから勉強しなおし自分の糧とすることができると考えています。新しいことに挑戦して吸収していくため日々努力していきたいと考えております。たとえ研究者として年月を重ねていった後であっても挑戦する気持ちを忘れずに、研究自体に固執することなく幅広く自分の可能性を追い続けたいと考えています。
また、『将来、患者さんのニーズを意識した創訳研究を行うためにも実際に薬が処方されている現場を知る必要がある』と考え、私は現在実験の合間を縫って、メンタルクリニックの門前薬局にて薬剤師として働いております。先ほど申し上げましたように、自らの手で新薬を開発し母のような患者さんを救いたいという夢の実現へ向けまず現場の知識を身につけたいと感じ、メンタルクリニックの門前薬局というアルバイト先を選びました。実際の患者さんの悩みをじかに聞くことで、今求められている精神神経系疾患の治療薬は何か、どの副作用が問題となって患者さんを苦しめているかそして、精神疾患など、身をもって感じることができます。私は精神神経系疾患ほど現在の日本において患者さんおよびその家族のQOLを下げる疾患はないと考えています。特にうつ病は今後世界においてさらに患者数が増え続けると考えられており、SSRI以上に副作用の少なく画期的なうつ病薬の開発が待たれていると感じています。実際にうつ病に苦しんでいる子供を持つ親御さんの相談に乗りながら、「もっといい薬があれば。自らの手でよりよい薬が開発できたら、いや開発したい。」という強い気持ちを常に持っています。今後も、この思いを忘れることなく、そして、患者さんのためにという思いを原動力にして研究をしていけたらと考えています。仮に、中枢神経系領域以外の研究に取り組むことになったとしても、どのような疾患に苦しむ患者さんをどのように救うことのできる薬であるかを常に意識し、患者さんの立場に立った創薬がしたいと考えています。
貴社の一員となって思う存分力を発揮したい、会社と共に自分自身を成長させていきたいと考えております。何卒、よろしくお願いいたします。

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