ES
| 提出締切時期 | 2024年9月下旬 |
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研究で培った「経験を進捗に繋げる力」だ。
私は新規治療薬の開発をしている。当初、先行研究がないため、一連の実験法を自作する必要があり、合成が難航した。手技など自身での改善は試みたが、さらに多角的な視点が必要だと感じ、関連論文の閲読を重ね、教授との意見交換を経て実験法を改良した。さらに、1から実験法を作成するうえで、行き詰る箇所を明確する必要があったため、本来は収量を維持するために割愛していた、中間体の合成確認を逐一行い負の結果についても考察する方針を立てた。結果、反応条件を最適化し合成に成功した。
このように、予想外の結果が得られた際にも原因を考察し、その経験を糧にして進捗に繋げている。
アルバイト先の飲食店で、離職率を削減したことだ。私は、新人の定着率が約2割と低く、業務を網羅したスタッフが少ないことを問題視していた。そこで、ヒアリングを行ったところ、洗い場を担当する際の、心身の疲労やホールスタッフとの疎外感が離職の一因だと気づいた。そのため、各々の負担の軽減と、店舗全体の一体感の改善を課題として着目し、施策を2つ提案・導入した。
【1】洗い場の二部交代制により従事時間を半減させ肉体的疲労を軽減した。加えて、単調な業務に起因する心的疲労を和らげた。
【2】自身が声掛けに気持ちが救われた経験に基づき、声掛けを実施した。洗い場担当者へ感謝を伝え、疲労度を確認するといった配慮が職場全体に浸透するよう、率先して声掛けを行った。次第に連鎖的に声掛けが活性化し、一体感が向上した。
結果、私は働きやすい環境構築に貢献し、年間を通じて半年以内の離職率を8割から1割に減少させた。
文字数が限られており、ESのみでの選考であるため、抽象的な表現を避けて端的にまとめた。
強みは「経験を進捗に繋げる力」と書くことで、実際の業務でも着実にステップアップする姿勢を表現した。