住友化学の秋冬インターン体験記(技術系総合職)_No.20

化学業界がもたらす社会への影響を学ぶ

2日ともグループワークが中心であった。
1日目はゲーム形式で社会の仕組みを学んだ。具体的には、各グループが一つの企業となり、下流から中流、上流へのモノの流れを体験した。ゲーム内のお金を使いマーケティングをし、需要と供給のバランスのとり方、儲ける仕組みを学べた。
2日目はグループ内で自身の研究内容を発表し、それぞれの研究を活かして社会の課題を解決する技術を組みたてて、最後に全体に向けて模造紙にまとめて発表した。

技術系の社員と交流でき、仕事内容や働きかたなど具体的にイメージが湧いた。また、自分と近い専門分野の話ができたことで志望度があがった。

全国からさまざまな分野の学生が集まっており、グループワークでは自分の経験を交えた具体的な案をたくさん出していた。また、グループ内の役割や適性も合わせてうまく進められたと思った。ポイントを言葉でうまくグループ内に伝えていて理解が早いのも印象的だった。

2日間のインターンは盛りだくさんの内容で、セクションひとつもテンポが早い印象だった。そのため、段取りが良く無駄な時間がなかった。社員と交流する時間では、質問に対して丁寧に答えていただき、自分の仕事に誇りをもって働いているように感じた。

一番は、社会の仕組みをゲームを通して学べたことである。大学の研究では経済的な面はあまり考えないが、企業は製品ひとつに対してもコストや効率、マーケティングなどを考慮しないと成り立たないことを体験できた。また、異分野の学生の研究について知見を深められたことも貴重な経験になった。

企業のことを詳しく知っておくことが一番です。企業が今持っている技術、これからしようと思っていることを頭に入れて置き、それは選考やインターンで活用できます。大学の研究だけでなく、自分の経験からもヒントを得て、そのアイデアを実用化できるように考えることは今後必要になってきます。日頃から新聞やニュースを見て課題を見つけ、自分ではどうしたら解決できるのか、周りの人の意見を取り入れてより良いものにしていけるのかを考えておくといいと思います。