旭化成の秋冬インターン体験記(技術系)_No.20359

旭化成のインターンでは、「コア技術を活用し、社会課題の解決策をグループで考え、発表する」というテーマのワークショップが課題でした。具体的には、旭化成が持つコア技術リストを参考に、チームでどのカテゴリの社会課題に取り組むかを検討し、その解決策を提案する内容でした。

インターンは1dayのオンライン開催で、参加学生は約60人、社員（審査員など）は10人程度でした。午前中に旭化成のコア技術リストなどの資料が配布され、それをもとにチームごとに社会課題の解決案を検討しました。その後、チームでスライドを作成し、発表を行いました。グループワーク中は社員の方が時々アドバイスに入ってくれ、議論が停滞した際には助言をもらうことができました。最終的に、各チームが考えた課題解決案を発表し合う形でインターンは終了しました。

インターンに参加したことで、旭化成の事業内容や技術の先進性、社会課題解決への姿勢などはよく理解でき、共感できる部分も多くありました。しかし、勤務地が地方になる可能性が高いことや、ジョブローテーション制度が強く、専門性に特化したキャリアを築きにくい点が自分の希望とは合わないと感じたため、志望度は下がりました。また、希望していたDX関連の部署に配属されるハードルが高いことも理由の一つです。

参加していた学生は、国立大学出身者が多く、化学系のバックグラウンドを持つ人が中心でした。グループワークでは自分の専門分野を活かして積極的に発言する人も多かったですが、特別に突出したリーダーシップやアイデアが飛び抜けているという印象はなく、全体的にバランスの取れた人が多かったです。

グループワーク中も社員の方が定期的に様子を見に来て、議論が停滞した際には的確なアドバイスをくださるなど、非常に親しみやすく、サポート体制が整っていると感じました。また、発表後のフィードバックも丁寧で、学生の意見や考えをしっかり受け止めてくれる雰囲気がありました。

インターンを通じて、旭化成の多岐にわたる事業分野やコア技術、社会課題への取り組み姿勢について深く知ることができました。特に、化学メーカーとしての強みや、DXを含む新規事業への挑戦、社会貢献への意識の高さなど、企業の全体像を具体的にイメージできるようになりました。

旭化成のインターンを通じて、企業が持つコア技術を社会課題の解決にどう活かしていくかを考える視点や、異なるバックグラウンドを持つメンバーと協働することの重要性を学びました。また、企業の幅広い事業領域や、社会貢献への具体的な取り組みについても理解を深めることができました。グループワークを通して、限られた時間で意見をまとめ、発表する力も身につきました。

旭化成のインターンでは、事前に配布されるコア技術リストや企業資料をしっかり読み込んでおくことが重要です。グループワークでは自分の専門性だけでなく、他のメンバーの意見にも耳を傾け、柔軟にアイデアをまとめる姿勢が求められます。積極的に発言しつつ、協調性も大切にしてください。社員の方との交流も多いので、疑問点は積極的に質問すると良い経験になります。