ＪＴの夏インターン体験記(総合職)_No.24528

① 「動けば、景色が変わる。」
② 「熱量で人を巻き込む、現場主義。」
③ 「やるからには、成果を出す。」

私が没頭していたことは、富山県の農村地域で行ったカボチャ農業のボランティア活動です。大学の長期休暇を利用し、地域農業を支援する学生団体の一員として2週間にわたり農家に住み込みで作業を行いました。朝5時から炎天下の中でひたすらカボチャの収穫や選別、運搬を行う日々は非常に過酷でしたが、私はこの体験に強く惹かれ、滞在期間中は休憩中も農家の方に質問を重ね、地元農業の仕組みや課題を学ぶことに没頭しました。

特に印象的だったのは、規格外野菜の多さと、それらが収益にならない現実です。見た目が少し悪いだけで市場価値がなくなってしまう野菜を目の当たりにし、「食のあり方」や「生産と流通のバランス」に疑問を抱くようになりました。その後、私は農学の専門性を活かして流通や食品加工に関する研究に関心を持ち、ゼミでも農産加工品の付加価値創出に関するテーマを選びました。

この経験は、他の人から見ると「ただの肉体労働」に映るかもしれません。しかし私にとっては、農業と社会をつなぐ意義を学び、現場で汗を流すからこそ得られる気づきに出会えた貴重な機会であり、自らの進路を定める転機でもありました。

最初に伝えたい主張を決め、それに沿ったエピソードを選び、読み手に一貫性を感じてもらえるよう工夫しました。

企業独自形式の筆記試験では、設問の形式や切り口が事前の問題集と大きく異なり、思考力と瞬発力が試されるケースが多いと感じました。私が意識していたのは、「すべてを正確に解こうとしないこと」です。解き進めるうちに難問や時間のかかる設問に出会った場合、執着せずに次の問題へ進む判断力が鍵となります。特に、図形や言語処理などで答えに時間がかかりそうな場合は、「5秒以内に解法の見通しが立たなければ飛ばす」と決めていました。また、見慣れない設問が出た際は、選択肢の傾向を見て「消去法」や「常識的判断」で近づけることも有効でした。解ける問題から確実に拾うことが、全体の得点率向上につながります。

市販の問題集で基本的な計算力や言語処理力を身につけた後は、「形式慣れ」と「応用力の強化」に重点を置いて対策しました。特に総合商社などでは、SPIや玉手箱に加えて、独自の図表読解・資料分析問題が出題されることもあり、過去のESサイトや就活会議で情報を収集して、出題傾向の理解に努めました。

周囲からどんな人といわれる？,学生時代の経験,ESの深堀,将来どんな人間になりたい？

論理的思考力と独自の視点を持つ姿勢が重視されていたように感じました。特にグループディスカッションでは、既存の価値観を疑い、深く掘り下げる力が問われており、自分の意見を持ちながら他者と協調できる柔軟性も評価されていたと感じます。

友人同士での模擬面接に加えて、自分の受け答えを録音・録画して振り返る練習は非常に効果的でした。表情や言葉遣いのクセ、自信のなさがにじむ部分に気づくことで、客観的な改善ができました。また、就活経験者の先輩に定期的にフィードバックをもらい、言いたいことが一貫して伝わるようブラッシュアップを重ねました。

「話す内容は結論から」「質問には1分以内で答える」「言葉に自分の感情を乗せる」。この3つを常に意識していました。面接官は限られた時間で人柄や思考を判断するため、抽象的な話は避け、具体的なエピソードで“らしさ”を伝えることが鍵です。