アビームシステムズの夏インターン体験記(ITプロフェッショナル)_No.24789

1つ目のグループワークとして、プリンターメーカーのプリンターに載せるシステムの提案をグループワークを通じて行った。2つ目のグループワークとして、3DCADのシステム開発の、顧客企業とアビームシステムズが共同で行うコンサル業務の体験グループワークを行った。

1日目は自己紹介、チームビルディング、コンサルティングスキルに関するインプット、及びグループワーク①の前半。2日目はグループワーク①の後半、グループワーク②、2日間の活動の振り返り、そして今後の選考フローに関する説明という内容であった。

全員、早期選考に案内される。

自身が想定していた以上に、業務内容がコンサルティングの上流工程に特化していると感じたためである。自身はSIerの中でも、特に要件定義以降のシステム開発フェアーズに強い関心を持っている。そのため、同社の事業内容と自身の志向性との間に若干の相違を感じ、志望度は少し下がった。

参加者は関関同立以上または国公立大学以上の学生のみで構成されていた。さらに、自分が属したグループの全員が自ら積極的に行動する姿勢を持っており、高い意欲と能力が感じられたため。

社員同士が和やかに会話しており、休憩時間にも交流が見られた。人事担当者やワークを進行していた社員も積極的に話しかけてくれ、全体的に温かく開放的な雰囲気であった。

社員がこれまで歩んできたキャリアについて、自己紹介で詳しく聞くことができた。また、合計45分間の座談会を通じて深掘りした質問ができた。さらに、実際の事業内容を題材にしたグループワークを経験したことで、業務の具体像や求められる能力について理解が深まった。

コンサルタントに必要なスキルをテーマごとに学ぶ「コンサルスキルインプット」において、ファシリテーションやプレゼンテーションなどの具体的手法を習得した。その後のグループワークで実践する機会があり、コンサルティング業務の難しさやロジカルシンキングの重要性を体感した。これらは日常生活にも応用でき、コンサル業界を志望しない場合でも成長を実感できる内容であった。

グループワークを通じて、コンサルタントとして必要なスキルを一通り身につけられる内容であった点が評価できる。一方で、人数の都合により実際のオフィスに入る機会がなく、研修室のみで完結したため、職場の雰囲気を直接感じられなかった点はやや物足りなかった。

コンサルティング業務の具体的な進め方や、顧客ヒアリングの難しさを学んだ。特に、事前情報がほとんどない状況で最適な提案を行うためには、限られた時間の中で本質的な情報を引き出す質問力が求められることを痛感した。この経験を通じて、論理的思考力と柔軟な対応力の重要性を理解することができた。

同社は実力主義の文化があると聞いており、インターン中のグループワークにおいても積極性が重視されると感じた。特に、司会進行やファシリテーションなど、場を動かす役割に挑戦するとよい。また、社員が常に評価している可能性もあるため、発言や行動で主体性を示すことが望ましい。早期選考への案内は全員にあるが、インターンの場が評価の一環となっていることを意識して臨むべきである。