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| 提出締切時期 | 2024年7月下旬 |
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私は、卒論研究で「地方都市における地域冷暖房システムと再生可能エネルギー電源の連携可能性」に関する研究を行いました。地域冷暖房システム(以下DHC)は低・脱炭素社会実現のために重要な役割を担うことが期待されていますが、地方都市ではあまり普及していないのが現状です。そこで本研究では、総務省が推進する分散型エネルギーインフラプロジェクト策定都市のうち、人口10万人以上の16都市を対象に調査し、その結果、DHC地区と再エネ電源を利用した地域新電力との連携を計画している都市が半数あることが分かりました。そして、既存の地域新電力について調査し、主に清掃工場や太陽光発電から電力を賄っているという結果を得ました。そこで、天候により出力が不安定となる再エネ電源の安定的な供給のために、DHC地区との連携を提案しました。具体的には、地域新電力で余剰が発生した場合にはDHC地区内のヒートポンプと蓄熱槽で吸収し(上げDR)、不足が発生した場合には地区内のCGSから不足分を賄う逆潮を行います。今後は、この連携するシステムモデルを構築し、シミュレーションにより可能性を検討する予定です
建物の省エネルギー性や自然エネルギーの利用、地域冷暖房に興味があり、貴社の「歓共健築」の考え方に共感したため、SUMMER JOBへの参加を希望しました。 特に「歓共健築」の、地球環境だけでなく、多様な価値観、生き方、考え方を持った居住者や利用者の健康、創造性の発揮を誘発し、快適に過ごせるといったソフトの領域まで提案するといった考え方に共感し、そのような建築を既存の考え方にとらわれず造ってみたいと考えています。そして、もともとはインハウス設計組織である貴社で、お客様のことを第一に考え、要望に沿うことができる形の省エネ、省CO2な技術の提案をしていきたいと考えています。
また、SUMMER JOBでは、現時点では対面で行われる予定であるため、貴社の雰囲気を感じて、業務内容への理解を深めることができればと思います。やってみたい業務としては、設備設計を希望していますので、最新の機器や設備システムについて学び、それらを使用した、省エネ省CO2かつエネルギーを高効率で利用できるような設備や建物の設計を行ってみたいと考えています。
研究内容は専門以外の方が読んでもわかるように意識しました。