東京地下鉄[東京メトロ]の夏インターン体験記(総合職建築系)_No.20999

建築系総合職としての業務理解を深めるための1day仕事体験（会社説明、駅見学、グループワーク、座談会）

事前に動画で会社概要を視聴した上で、当日は20名ほどが参加。午前は会社・建築系職種の説明と、豊洲駅の現場見学を少人数グループで実施。午後は新木場の研修施設にて1時間程度のグループワークと、建築職社員7名との座談会を実施。昼食やワーク中も社員の方が丁寧に接してくださった。

社員の方々の会社に対する愛着が強く伝わってきたことに加え、駅施設という日常に近い空間を支える仕事の責任ややりがいを実感できたため。また、私が今まで参加したインターンシップの中で社員の方が一番穏やかであったために、こういった職場で働きたいと思えた。

東京一工、早慶の学生も多かったが、建築系の専攻学生のみであったため、特別に差が出るようなことは感じられなかった。

人事の方から現場の建築職社員の方まで、グループワーク中や座談会に限らず、皆様穏やかで親切に対応してくれた。社食での昼食であったが、積極的にコミュニケーションを取ってくださり、嬉しかった。

総合職建築職が、単なる構造物設計にとどまらないで、駅利用者の快適性や安全性に直結する仕事であると実感することができた。また、少数精鋭の体制で、設計から維持管理まで幅広く関与できる点も魅力に感じた。

グループワークの時間は短かったものの、限られた時間で情報をまとめる力や、建築的な視点とビジネス的な視点の両方を持ちながら駅空間を読み解く力が磨かれたと思う。建築系を専攻する身として、どう価値を加えられるかを意識するきっかけになった。

会社説明・駅見学・座談会の構成がバランスよく、建築系の仕事を多面的に理解することができた。ただし、非常に短い時間であったため、グループワークの内容が会社理解や業務イメージに直結するかという点ではやや弱かった。

東京メトロの建築職は、人の流れや安全性といった目に見えない価値を空間に落とし込む役割を担っており、単に建物を設計するだけでなく、街のインフラを根本から支える仕事であると理解できた。地下の駅空間という限られた場所の中で、いかに最善な課題解決をしていくか試行錯誤する過程に非常に興味を持った。

事前動画で会社と職種理解をしっかりしておくと、当日の話がより深く理解できる。そして、昼食を含めて社員の方との接点が非常に多いので、積極的に質問すれば多くの情報が得らると感じた。また、今回の場合は参加された皆さんが建築系の専攻であったために、その中でも自分の軸をしっかり持って臨むと、埋もれずに参加できると思う。