PwCコンサルティングの夏インターン体験記(ビジネスコンサルタント職)_No.24856

架空の企業の売上向上

午前と午後に分けて長時間のグループディスカッションを行い、最後に発表を行った。議論の流れは、前提確認、リサーチ、論点整理、発表資料の作成という手順で進めた。昼には一度中間報告を行い、フィードバックを受けた上で、午後はその内容を中心に修正を加えながらワークを進めた。試験官は常に議論の様子を監視していたが、質問や助言を求めることは禁止されていた。発表後には学生同士で質疑応答も行われた。

志望度が高まった理由は、社員の雰囲気が非常に柔らかく、安心感を持って接することができたからである。また、フィードバックも学生一人ひとりに丁寧にいただき、その内容からも真剣に見ていただいていると感じた。こうした経験を通じて、人にやさしいというカルチャーが本当に根付いていると実感し、志望度がさらに高まった。

グループディスカッションや討論に慣れている学生が多いと感じた。また、積極的に発言する学生が多かったため、自分の発言量を確保することを特に意識した。

この企業のインターンを通して、いくつかのことを学んだ。まず、議論や意思決定の進め方についてである。長時間のグループディスカッションを通じて、役割分担や発言のタイミングを意識することで、効率的に課題を整理し、建設的な議論を行うことの重要性を実感した。次に、協調性と積極性のバランスについて学んだ。発言量を意識しつつ、他者の意見を踏まえて自分の意見を展開することで、論理的かつ協調的に議論に貢献できることを理解した。最後に、社員の方々の雰囲気やフィードバックの丁寧さから、人にやさしいカルチャーが組織に根付いていることを体感し、職場環境の大切さも学んだ。これらの経験を通じて、論理的思考力・コミュニケーション力・組織理解の重要性を深く学ぶことができた。

この企業のインターンでは、IQよりもEQが重視されていると感じた。そのため、協力的な姿勢が非常に重要である。自分の考えや議論の進め方に自信があっても、グループ全体の流れを汲み、柔軟に議論を進めることを意識してほしい。実際、頑固な姿勢を崩さなかった学生は、このインターン選考を通過していなかったため、協調性と柔軟性を大切に行動することが成功のポイントである。