- 2023年11月中旬
- オンライン
- 1日間
ES
| 提出締切時期 | 2023年10月中旬 |
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私が副会長として所属する〇〇サークルでは現在約200名が在籍しています。大学の中でも大規模なサークルですが、大きな課題が2つありました。
1つ目は、入部した部員がすぐ退部してしまうというケースが多い状況にありました。この理由としては当サークルが常に「〇〇制」を取っていることから「厳しいサークル」という偏見が生まれ、入りにくさや居場所の感じづらさが出ていました。昨年度は入部後3ヶ月で半数以上が退部してしまい、そのうち初心者が8割程度でした。
2つ目は、下級生のイベント参加の消極化、また上級生との繋がりの希薄さが課題でした。中々サークルに馴染めずにいる下級生同士が固まって行動する事が日常になり、サークルではなくプライベートで一緒にいるというケースが増えていました。上級生もその状況に気づいていながらも干渉することなく、縦の繋がりを感じることができない組織になっていました。
1つ目の課題に関して、私はまずサークルの魅力の伝え方を変えました。自分自身の経験から、〇〇を上級生に伝えさせ、初心者でも安心して入部できることを理解させました。また、新入生向けのイベントや初心者向けの講習会を行うことも提案しました。部門ごとにリーダーを置き、リーダー主導の下講習会を開き、初心者が互いに切磋琢磨しながら成長できる環境を作りました。
2つ目の課題に関して、今まで幹部が行っていた新歓活動を下級生にも協力してもらいました。その際、話す能力に長けている人は説明担当、SNSが得意な人はSNS担当といった、各々の能力や性格を考え、1人1人が自主性を持って行動できる環境を作ることで下級生の中での帰属意識を芽生えさせました。また、上級生を各担当のバックアップ役として配置することで、互いにコミュニケーションがとれる機会を作りました。
この2点を他幹部と共にシステムの修正を重ね注力した結果、入部後3ヶ月の定着率はおよそ8割になりました。やはり〇〇の機会が無くなってしまうことや自分の技術力が不足しているが故に居づらくなってしまうといった不安を抱えている新入部員が多く、その心配要素を上級生全体の働きかけにより解決することができました。
また、下級生が「自分がサークルに貢献している」という当事者意識を持つようになり、それ以降のイベント参加率がおよそ40%増えました。また下級生と上級生がコミュニケーションをとることにより信頼関係を新たな形で築き上げ、以前よりも縦の繋がりを感じることができる組織になりました。また今回の新歓活動での成功は、サークル内でのイベントをさらに増やし、より上級生と下級生が関わる機会を作る機会となりました。現在は定着してきた新入生との交流を重点に置きイベントを企画しております。
ミツカンの理念や求める人材に沿う形でかいた。