東京電力ホールディングスの秋冬インターン体験記(総合職)_No.22981

東京電力のカーボンニュートラルに係る営業・事業開発体験コース

東京電力の社員の方々による講義やワークショップを通じて、地球温暖化の現状、日本のエネルギー政策、そして東京電力が目指すカーボンニュートラルの全体像について学んだ。特に、電力業界におけるカーボンニュートラルの意義や課題、再生可能エネルギーの導入戦略、原子力発電の役割、水素・アンモニアといった新たなエネルギー源の開発動向などについて、専門的な知識を深めることができた。また、関連法規や制度、最新技術に関する情報提供も豊富であり、体系的に理解を深めることができた。

東京電力が、社会全体の重要課題であるカーボンニュートラル実現に向けて、明確なビジョンを持ち、多岐にわたる具体的な事業を推進していることを肌で感じることができたから。単なる社会貢献というだけでなく、エネルギーの安定供給と経済成長を両立させようとする強い意志に感銘を受けた。

課題解決に向けた議論の過程で、各学生が本質的な課題を迅速に捉え、論理的な思考に基づいた具体的な解決策を提案していた点。複雑な情報を整理し、構造的に分析する能力、そして、データやファクトに基づいて議論を進める姿勢は目を見張るものがあったと言える。曖昧な表現や感情論ではなく、客観的な根拠に基づいた意見交換がなされており、議論の生産性が非常に高かった。

この企業のインターンシップを通して学んだことは、カーボンニュートラルという壮大な目標を実現するためには、多様な専門性を持つ人材が連携し、それぞれの知見を融合させることが不可欠であるということだ。単一の視点だけでは捉えきれない複雑な課題に対し、様々なバックグラウンドを持つ学生と議論を重ねる中で、多角的な視点の重要性と、それを踏まえた上で論理的に思考し、具体的な提案に落とし込むことの難しさ、そしてその達成感を知ることができた。

積極的に社員の方々とコミュニケーションを取り、質問することで、座学だけでは得られない現場のリアルな情報を得るように努めてほしい。自身の疑問点を解消するだけでなく、社員の方々の考え方や仕事への向き合い方を学ぶことは、自身の成長に繋がるはずだ。そして、グループワークでは、遠慮せずに自分の意見を発信し、積極的に議論に参加することを恐れないでほしい。多様な意見をぶつけ合うことで、より良いアイデアが生まれる可能性が高まる。