日本航空（JAL）の秋冬インターン体験記(運航乗務職)_No.151

グループワーク
（人事による評価はなし）

○流れ
ルール説明→6人1組で自由討論(10分ほど)→グループで1回だけ質問可→全体に向けて発表

○テーマ
成田発上海行の機長になったつもりで、行先が天候不順の際のダイバート先を、到着時間、残り燃料、客層、空港施設、代替便事情などを踏まえて決定せよ

1日目は職種説明と上記のグループワーク
2日目は現役副操縦士との座談会とインターン第2段階に進むための個人面接
第2段階では機長との座談会と隣に副操縦士の方を乗せてBOEING 737のフライトシュミレータ体験、修了証授与

第2段階まで参加した学生全員に早期選考のお知らせがあった

パイロットとは自分とは縁遠く、まるで完璧な機械のような人がなっているイメージがありましたが、今回のインターン体験を経て、現役の方も参加者もみな気さくで人情味のあふれる方ばかりであることに驚きました。それと同時に「自分もこの中で働きたい」という思いが強くなりました。

学力のレベルもさることながら、「チームとして」最大限の力を発揮できるように尽力できる人が多い気がしました。そういった意味で、協調する能力や人間性といった部分も高いレベルにあると思います。

一度破たんを経験しており、参加前は会社に対して半官半民のカタいイメージがありましたが、社員さんの対応は非常に優しく、新人ウェルカムの雰囲気でした。失敗を経験し人事的にもてこ入れがなされたからこそ、社内の風通しが非常によくなったと現役の方もおっしゃっており、安心しました。

このインターンに参加するまでは、私にとりパイロットは縁遠い存在であった上、なにかこう完璧に作られたコンピュータのような、無機質な人がなるというイメージを勝手に持っていました。しかし選考段階を含め今までこのインターンに参加させていただいて、現役のパイロットの方や参加者たちと接する中で感じたのは、皆さん一貫して能力＝スペックが高いというのはもちろんですが、オンとオフの切り替えがしっかりしていて、また気さくな人たちばかりだなあということです。またグループワークでは、ただ操縦桿を握って飛行機を動かすだけでなく、後ろに乗っているお客様やクルーのことを考えてその時に取れる最善の方法を模索していくということを体験して、人間味にもあふれた、総合的に完成された人がパイロットとして活躍している、していくんだなあ、ということを実感して、パイロットの水準が保たれていることに対して僭越ではありますが非常に安心感を抱きました。

パイロットになりたいという”熱意”が何よりも大事なのだと思います。
就活を一通り終えて思うのは、パイロットの（インターン）面接は「簡単」です。
準備不足でも、言葉足らずでも、熱意が伝えられれば正直インターンはいけます。
実際になれるかどうかは身体的、センス的な部分がありますが
（僕は身体検査で落ちました）、現役の方や参加者
との出会いや経験はかけがえのないものになります。
迷っているなら受けてみてください！
そして未来の空をよろしく願いします！