- 2024年9月上旬
- 東京都
- 2日間
- 交通費支給あり
- 昼食支給あり
ES
| 提出締切時期 | 2024年7月下旬 |
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私は地方都市の、自然と住宅が入り混じった町に生まれ育った。幼少期はとにかく好奇心が強く、気になることがあれば何でもやってみる性格だった。分解しては戻せなくなるおもちゃの山、なぜか毎回別の味に仕上がるお菓子作り……。今思えば、失敗の数だけ学びがあった。
小学生の頃、私はある一冊の図鑑と出会った。それは「科学のふしぎ」をテーマにした児童向けの本で、見開きごとに光や音、電気など、目には見えないものの仕組みが紹介されていた。特に「光がどう曲がるか」を説明するページに心を奪われ、懐中電灯や鏡を使って自分でも実験してみた。これが、後に理系に進む大きなきっかけとなった。
中学・高校時代は、勉強と部活動の両立に励んだ。特に中学ではテニス部に所属し、体力だけでなくチームで協力することの大切さを学んだ。一方で、学校外ではプログラミングや電子工作にも少しずつ触れ始めた。初めて作ったLEDが光った瞬間は、まるで自分の手で「何か」を生み出したような感動があった。
高校では物理に魅了された。波や音、電磁気などの抽象的な概念が、数式や実験で「目に見える形」に変わる瞬間に美しさを感じた。進学先は迷わず理工系の大学を選び、特に光に関する研究をしたいと思うようになった。
大学では、「微小光共振器構造の設計」というテーマに取り組んだ。はじめは全く未知の分野で、指導教員もソフトウェアの操作方法に詳しくない状況。だからこそ、自分でマニュアルを読み、試行錯誤しながら設計を進めた。行き詰まったときには外部の研究者に思い切って連絡し、貴重なアドバイスをいただいた。孤独と達成感の入り混じる経験の中で、「誰かがやっていないことに、自分の頭で挑戦する面白さ」を実感した。
また、大学時代には学生団体の運営やインターンにも参加した。特に印象的だったのは、病院のシフト作成を支援するAIを開発するインターンだった。AIの予測結果を自然言語に変換して出力する仕組みを考え、ChatGPTのような大規模言語モデルと組み合わせて実装した。システムの構築にとどまらず、「現場の人にとって使いやすいとは何か」を考えることの重要性を学んだ。
自分自身のエピソードとして長所が見えるエピソードを主張した。