三菱商事の夏インターン体験記(総合職)_No.25011

インターンでは「洋上風力発電を活用した新規事業を立案せよ」というテーマが与えられ、チームで市場分析・課題抽出・事業設計を行い、三菱商事の強みを活かした収益性と社会的意義のある提案をプレゼンしました。

三菱商事のインターンでは、総合商社の事業創造力を体感することを目的に、実践的なグループワークを中心としたプログラムが展開されました。私が参加した回では、「洋上風力発電を活用した新規事業を立案せよ」というテーマが与えられ、チームで市場分析・課題抽出・事業設計を行いました。初日は業界や技術に関するインプットセッションがあり、社員の方からリアルな事業運営の話を伺うことで、商社の役割や視点を理解することができました。その後のワークでは、三菱商事の強みを活かした提案を目指し、収益性・社会的意義・実現可能性の3軸で議論を重ねました。最終日にはプレゼンテーションを行い、社員からフィードバックを受けることで、自分たちの思考の甘さや可能性を実感しました。インターンを通じて、商社の仕事の本質や、自分自身がどのような価値を提供できるかを深く考える貴重な機会となりました。

社員の方々との対話やグループワークを通じて、単なる事業規模の大きさだけでなく、「社会に対して本質的な価値を提供する」という企業姿勢に強く共感したからです。特に、三綱領に基づいた意思決定や、多様なバックグラウンドを持つ社員が真摯に議論する姿勢を目の当たりにし、自分もこの環境で挑戦し続けたいと感じました。また、インターン中に扱った課題が実際の事業に近く、商社の仕事が単なる仲介ではなく、価値創造そのものであることを実感できたことも、志望度が高まった大きな要因です。

社員訪問の案内が届いた。

一緒に取り組んだ学生のレベルは高いと感じました。理由は、限られた時間の中でも論点を的確に整理し、課題に対して論理的かつ柔軟にアプローチする姿勢が印象的だったからです。特に、議論の初期段階で仮説を立てて方向性を示す学生や、他者の意見をうまく引き出して議論を深める学生が多く、チーム全体の思考の質が高かったと感じました。また、発表に向けた構成力やプレゼン力も優れており、商社の業務に必要な思考力・協調性・発信力を兼ね備えた人材が集まっていると実感しました。このような環境で議論できたことは、自分自身の成長にもつながる貴重な経験でした。

三菱商事のインターンを通して、私は「総合商社」という業態の本質的な価値と、そこで働く人々の思考力・行動力の高さを肌で感じることができました。特に印象的だったのは、限られた時間の中でチームとして課題に取り組む中で、個々の意見を尊重しながらも、最終的には一つの方向性にまとめ上げていくプロセスです。これは、まさに商社が多様なステークホルダーと関わりながらビジネスを構築していく姿勢と重なり、実務に近い経験を通じてその難しさと面白さを実感しました。
また、社員の方々との座談会やフィードバックを通じて、「自ら考え、動く力」の重要性を強く認識しました。単なる指示待ちではなく、自分なりの仮説を持ち、周囲を巻き込みながら物事を前に進める姿勢が求められる環境であることを理解し、自分自身の課題意識や行動力を見直すきっかけにもなりました。
さらに、インターン中に扱ったテーマは社会課題やグローバルな視点を含むものであり、商社が単なる「モノの仲介」ではなく、社会の変化を捉えながら新たな価値を創造する存在であることを学びました。この経験を通じて、私は「自分が社会に対してどのような価値を提供できるか」という視点を持つようになり、将来のキャリア選択においても大きな指針となりました。

面接やエントリーシートでは、三菱商事という企業に対してどれだけ深く理解しているか、そしてなぜこの企業で働きたいのかという熱意が問われました。単なる「商社に興味がある」ではなく、「三菱商事だからこそ」という視点があるかどうかが差を生んでいたと思います。