コクヨの秋冬インターン体験記(プロダクトデザイン)_No.23171

数年後のオフィスで使われる家具の提案

オフィス見学、会社概要の説明を昼前に。
そのあと昼と済ませ早速課題に取り組み、発表する。

インターンを通して、企業のものづくりに対する姿勢が、想像していた以上にユーザー起点でありながら、実験的で柔軟性に富んでいることを実感し、志望度がさらに高まりました。

現場では、空間やプロダクトにとどまらず、人の行動や価値観の変化に応答する提案が求められており、個々のアイデアが多角的に検討されていく様子に強く惹かれました。これは、私がこれまで学んできた「つくることを通じて問いを立て、関係性を設計していく」という姿勢と深く重なります。

特に、構造・使い方・時間軸のすべてを含んだ視点で設計に向き合う企業文化に触れ、自分もこの環境の一員として、未来の生活や働き方に貢献する提案をしたいと感じました。

一緒に取り組んだ学生の多くが、自分の専門や関心に軸を持ちながらも、他者の視点や制約条件を踏まえて柔軟に発想を広げられる姿勢を持っていたことから、非常にレベルが高いと感じました。

単にアウトプットの完成度が高いというだけでなく、議論の中で相手の意図を読み取りつつ、思考を深めたり構造的に整理して提案を前進させる力があったことに驚きました。

そうした姿勢は、単独で優れた案を出すだけでなく、チームで価値を高めていく力につながっており、自分にとっても大きな刺激になりました。

社員の方々が、自分の考えをただ押しつけるのではなく、背景や意図を丁寧に共有しながら議論を深めていた姿勢に惹かれました。こだわりを「対話の中で育てていく」ような雰囲気があり、柔らかさと芯の強さが共存する文化だと感じました。

インターンを通して、空間づくりが単なる設計作業ではなく、使う人の行動や価値観の変化を読み解く思考のプロセスであることを実感し、理解が深まりました。
特に、図面だけでは伝わらない「使い方の余白」や「偶然の出会い」をどう仕込むかといった、見えない価値を設計する視点が印象に残り、自分もそうした観点で空間を考えられるようになったと感じています

インターンを通じて、相手に伝わる形で自分の思考を構造化し、言語化する力が大きく成長したと感じています。
限られた時間の中で、自分のアイデアを一方的に話すのではなく、相手の立場や視点を意識して提案内容を整理し直す力が求められ、それを繰り返す中で、思考の整理力と伝達力が磨かれました。
この経験は、今後どのようなチームや職種においても活きると感じています。

参加日数が1日だけだったため、深く関わる機会が限られており、その点で「普通」と評価しました。
ただし、実際のオフィスを見学できたことは大きな収穫で、働く環境や社員の方々の姿勢を直接感じられた点は非常に印象に残りました。

短い時間の中で、異なる背景を持つメンバーと協働し、社会に向けたアイデアを発表する経験ができたことは大きな学びでした。
また、普段どのような環境で社員の方々が生活者目線のアイデアを育てているのか、その現場を実際に見学できたことも印象的で、日々の空間や環境が思考に与える影響を実感しました。

限られた時間の中でも、自分の視点や経験をどう社会につなげるかを意識して発言することが大切です。
また、普段から身の回りの空間やモノにアンテナを張っておくと、現場での学びや対話がより深くなると思います。自分らしい視点を持って、楽しんで挑んでください。