北洋銀行の秋冬インターン体験記(総合職)_No.19553

企業理解と、業務体験（課題解決）

1日のインターン。参加者は20名程度。4つのグループに分かれた。午前中は企業理解のレクチャーを受けた。昼食後、午後は実際の取引を想定した業務体験ワークを行なった。架空の社長（後継者問題に悩む）を相手に、事業承継・ビジネスマッチングなど様々な提案を織り交ぜ課題を解決する。架空の社長役は社員の方が担当してくださり、商談の最中にキーワードを発することができたら、社長の情報カードが手に入る仕組みだった。プレゼンを行い、最後は質疑応答の時間が設けられた。

銀行のお堅いイメージが取り払われたことがとても大きい。社員は明るく、業務内容も今は窓口業務は縮小傾向で、コンサル企業に近い業務に力を入れているということで興味深かった。

インターン参加者限定イベントの案内

それまで全国企業のインターンに多く参加していたため、参加者のレベルは少し落ちた印象。ただしインターンは非常に積極的に取り組めていた。

属人的な点もあるとは思うが、非常に説明もわかりやすくユーモラスな方々で、非常に好印象だった。

一般的にイメージする銀行業務だけでは生き残れない時代になっており、特に地方銀行はその傾向が強い。そのため、現在は挑戦的な姿勢で幅広い業務に取り組んでいる。特に地元企業やお客様との蓄積した信頼関係を活かし、お客様の課題解決業務に重きを置く、コンサル企業に近い形に変化していることがわかった。

商談の業務体験では、自身のコミュニケーション能力を発揮してチームを引っ張ることができたと思う。また、どのように会話を交わすといお客様の悩みを引き出しやすいかを学び成長できた。

1日で企業理解と業務体験が効率よくできるから。また道内企業にしては珍しく早い段階で東京開催のインターンを行うなど学生への配慮も感じられたから。

金融業界は転換期に差し掛かっており、特に地銀は積極的な転換が求められていることなかで、地銀同士でアライアンスを締結するなどして協力し、蓄積した地元の信頼関係やネットワークを通じて多角的な業務に乗り出していることを学んだ。同時に今求められる人材は、地域を大切に思い、地域の発展のためにさまざまな角度から挑戦できる人だと学んだ。

道内就職を考える学生は、早めに参加することをお勧めする。選考は比較的簡単なので少ない労力で十分だ。その割にインターンの内容は充実している。金融業界を毛嫌いしている人も、印象が変わるので思い切って1日予定を空けて欲しい。