トヨタシステムズの夏インターン体験記(SE)_No.25224

コーポレート領域とファイナンス領域に関する課題解決型ワークであった。具体的には「物流課題の解決策の立案」「トヨタのジャストインタイム方式に関するディベート」「新たな決済アプリの企画立案」といったテーマに取り組んだ。

1日目はコーポレート領域をテーマに、物流課題を解決するシステムの考案と、ジャストインタイム方式の是非を問うディベートを行った。2日目はファイナンス領域をテーマに、新たな決済アプリの企画立案ワークに終日取り組んだ。最終日は、事業内容に関する詳細な説明会と、複数の社員との座談会が実施された。

限定の早期先行に案内

社員の方々の人柄や風通しの良い社風に魅力を感じた一方で、ワーク内容の一部が実際の業務と乖離しており、企業文化に若干の不安を感じたため、総合的な志望度に大きな変化はなかった。

協調性のある優秀な学生が多かったが、議論を積極的にリードするタイプは少なく、全体としてレベルが非常に高いという印象は受けなかったため。

社員の方々は穏やかで気さくな人柄の方が多く、非常に話しやすかった。また、人事担当者と現場社員が和やかに話している様子から、風通しの良い社風であることがうかがえた。

社外秘の情報を含む詳細な事業説明会や、長時間の座談会が設けられていたため。具体的には、これまで「トヨタ自動車専門のSIer」というイメージだったが、実際には「トヨタグループ全体のシステムを支えるSIer」であるという、より広範な事業領域について深く理解することができた。

ワークの内容が他のSIer企業のインターンシップと類似していたため、新たな学びは少なかった。また、実際の業務とは直接関係のないディベートに時間を割かれた点も、自己成長の観点からは有意義であったとは言い難い。

事業内容の理解を深める説明会や社員との座談会は非常に有意義だった。一方で、グループワークの一部は他のインターンでも経験する内容であり、業務との関連性が薄いディベートが含まれていたため、全体としては標準的な評価となる。

トヨタシステムズがトヨタ自動車専門ではなく、トヨタグループ全体のIT戦略を担う広範な事業領域を持つ企業であることを学んだ。また、社員の方々の穏やかで風通しの良い雰囲気や、実際の業務内容の一端に触れることができた。

ESでは、なぜこの企業なのか、なぜこの領域なのかを自身の経験と結びつけて論理的に記述することが重要だ。選考に面接はないため、ESの完成度が合否を分ける。インターン参加前には、企業説明会に参加して事業理解を深めておくと良い。ワークでは、自分の意見を主張しつつも、周囲の意見を尊重し議論を活性化させる姿勢が評価されると感じた。最終日の座談会は貴重な機会なので、事前に質問を準備しておくべきだ。