- 2024年9月上旬
- 京都府
- 2週間以内
- 交通費支給あり
- 昼食支給あり
ES
| 提出締切時期 | 2024年6月上旬 |
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私は研修を通して、環境問題解決の面においてGCやGCMSが持つ可能性を体感したい。現在私は、海洋プラスチックごみ問題の解決に寄与する生分解性プラスチックの微生物生産の研究をしている。そして、生産したプラスチックのある特定の成分を調べるためだけに貴社のGCを用いている。一方で、貴社の分析機器が、マイクロプラスチックの素材だけでなく、含まれる添加剤や吸着している有害物質までも多角的に分析している事例を知り、海洋プラスチックごみ問題へのアプローチの新たな知見として、深い印象を受けた。そこで私は研修を通して、貴社の「分けて見る」ための技術の幅広い適用可能性をさらに詳しく知り、グリーン社会実現の手がかりをいかに掴めるかを実際に体験したい。
Brevis GC-2050
ユーザー支援技術に感銘を受けたからである。私は自身の研究においてGC-2014を用いている。初めて使用した際に、保持時間と目的化合物が1対1対応し、かつ保持時間の再現性が高いことが正確な分析を可能にしていると実感したことが印象深い。一方で、起動してから立ち上げが完了するまでに長時間を要することや、エラーが発生した際の対処に不安を覚えることもあり、使用することに敷居の高さを感じてしまう。それに対し、Brevis GC-2050は分析開始までの時間の短縮を可能にし、さらに二次元コードによるナビゲーション機能を有するといったユーザー支援技術が充実している。これにより、効率的に研究を進めることができるだけでなく、初学者でも安心して使用することができるに違いない。
私は、「生分解性プラスチックの微生物生産」というテーマで、柔軟なプラスチックの効率的生産を目指している。生分解性プラスチックは、自然界の微生物の働きにより、最終的に水と二酸化炭素に分解されるので、海洋プラスチックごみ問題などの解決に寄与し得る。研究対象とする微生物は、生分解性プラスチックの一種であるポリヒドロキシアルカン酸 (PHA) の生産菌である。本菌は天然では硬くて脆いPHAを生産してしまい、実用が困難である。そこで、本菌の持つPHA生合成経路を、遺伝子工学の技術により改変し、従来よりも柔軟性に富むPHAを効率良く生合成することを試みている。このことが実現すれば、従来の非分解性のプラスチックに代わってPHAが実用化され、環境問題の解決に大きく貢献することが期待される。
自身の研究において島津製作所の製品を使っているエピソードや、それをきっかけとしたインターンシップ志望動機を書くように意識した。研究内容は背景の部分を詳しく書くことで、誰でもわかりやすいようにした。