三菱重工業の秋冬インターン体験記(事務系総合職)_No.19149

大学時代、留学生の生活支援活動に携わる中で、留学生が日本での生活に不安を感じていることに気づいた。そこで、アンケート調査を実施したところ、日本語能力の不足により留学生同士でしか交友関係を築けないこと、日本文化を実際に体験する機会が少ないこと、という2つの課題を発見した。
この課題を解決するために、週1回の言語交流会を開催し、日本語能力向上の支援と日本人との交流機会の提供を行った。また、文化団体の協力を得て日本文化体験教室を企画し、留学生が日本文化を深く理解できる場を創出した。
その結果、イベント後の留学生の満足度は45％から80％へと向上。この経験を通じて、異文化間の課題を分析し、具体的な施策を立案・実行する力を身につけた。

私は、相手のニーズを的確に把握し、それに応じた適切な対応を行うことができる。この力は、長期間の指導経験を通じて培われた。
例えば、英語の能力が高いにも関わらず、スピーキング試験で不合格が続いていた生徒がいた。個別面談を行った結果、対面でのスピーキング練習に羞恥心を感じ、十分な練習ができていないことが原因であると判明。そこで、まず模擬面接官の質問動画を作成し、個人練習用のIT教材として提供。さらに、他の生徒がいない環境を用意することで、安心して練習に取り組めるようにした。これにより、生徒は自信をつけ、半年後に試験に合格した。
この経験を通じて、私は相手の心情や課題を深く理解し、それに応じた具体的な解決策を考え実行する力を磨いてきた。課題の本質を見極め、最適な施策を講じることで成果につなげることができると確信している。

貴社のグローバルな業務について理解を深めるためだ。私は留学や課外活動を通して、日本の技術力が世界で高く評価されている一方、日本の「当たり前」の生活が他国では十分に享受されていない現状を実感した。この経験から、日本の高い技術力で世界の人々の生活をより豊かにしたいと強く思うようになった。そして、業界のリーディングカンパニーとして、様々な事業領域から社会の発展に貢献し、変わりゆく世界のニーズに応え続ける貴社に魅力を感じている。このインターンシップでは、営業や調達の視点から、貴社がどのように地域や産業ごとに異なるニーズにどのように応えているのか、その事例や戦略を学びたい。また、異文化背景を持つ人々と協働して培った問題解決能力と多様な視点を活かし、貴社で世界の人々の「当たり前」を向上させるために自分がどのように新しい価値の創造に貢献できるのか理解を深めたいと考えている。

エントリーシートでは、簡潔かつ具体的に伝えることを意識し、冗長な表現を避けた。経験や強みは具体的なエピソードと数字を用いて示し、説得力を持たせた。志望動機では、日本の技術力を世界に広めたい思いと三菱重工の事業を結びつけ、自分がどのように貢献できるかを明確にした。

論理的思考力や課題解決力が重視されていたと感じた。特に、エントリーシートでは具体的なエピソードを通じて、自分の強みをどのように発揮したのかを示すことが求められた。また、グループワークでは、周囲と円滑に議論を進める協調性と、自分の意見を簡潔に伝える発信力が重要だった。選考では、三菱重工の事業に対する理解度や、グローバルな視点を持ち、柔軟な対応ができるかどうかも評価されていたと感じる。