2010年卒三菱重工業の志望動機詳細（名古屋大学大学院/男性）（公開）

実際に企業に提出した志望動機

10年卒

理系

男性

学校名

：

名古屋大学大学院

職種

：

非公開

志望動機

私は幼い頃から航空機や空に対して憧れを抱いており、いつかは航空機に携わる仕事がしたいと夢見てきました。私は大学で航空部に所属し、グライダースポーツという形で、長年抱いてきた夢に近づき、空を飛ぶ事の素晴らしさを存分に味わってきました。5年間のグライダー生活の中で、私は自分のような「空好き」に多く出会う事が出来ましたが、それと同時に日本におけるスカイスポーツのマイナーさを実感すると伴に、「航空機」と日本社会の間にはまだまだ大きな距離があると感じました。
一般に航空機に対するイメージとして「危ない乗り物、利用しにくい乗り物」といった意見が多々ある事は事実です。このような航空機に対する負のイメージは、それぞれの方の価値観や嗜好の問題によるものなので、否定する気はありませんし、してはならないと思います。しかしこれらの意見は、航空機と人々との間には大きな壁があり、自動車や鉄道とは異なり多くの方にとってまだまだ身近な乗り物とは決して言えない故の意見ではないかと感じます。少しでも多くの人に、航空機が安全で便利な乗り物であることを感じて頂きたい、また空を飛ぶことの素晴らしさを知って頂きたい、それが私の願いであり目標です。
この目標を達成する為に、「多くの人が安全で快適と感じられる航空機」を作る事が必須だと考えます。航空機は、周囲の環境に対して他の乗り物にはない轟音を発し、機内は狭く、騒音・振動・気圧変化等で快適とは言えない乗り心地です。また離着陸には広大な滑走路を必要とします。そして何より、時折ニュースで目にする航空機事故は多くの人に強い恐怖心を与えてしまいます。
これら航空機と社会との壁を形成している諸要因を、技術の力を持って一つでも多く解決していきたいと思います。技術開発に関して、未熟な私にはまだよく分からない事が多いのですが、今まで学んできた事から考えますと、機体を軽くしエンジンの能力向上により離着陸距離に要する距離は短くて済みますし、形状を改善すれば騒音や振動も軽減できるでしょう。薄くて丈夫な材料を開発して利用すれば、機内を広く、また防音や与圧設備等を充実させ、居住性を向上させる事が出来るはずです。
そして何より、日本人に航空機を身近に感じて頂ける最適な手段は、「国産航空機」を作り日本中や世界中の空で飛ばす事だと考えます。自動車や鉄道、船も、日本製が社会に溢れているが故に、日本人にとって親しみ深い乗り物と感じられているのではないかと思います。航空機においても、Made in Japanが増えれば、航空機産業は活気付き、多くの方が航空機に興味を持ち身近に感じて頂けると思います。
私は機械・材料強度の専攻であり、専門性では航空学科の学生に劣るかもしれませんが、飛行機を作りたいという熱意は誰にも負けません。ぜひ、御社で航空機産業の発展に携わりたいと思います。

検索結果に戻る

本選考体験記に戻る

サイトからのご注意

ここに掲載しているデータは、「こうすれば必ずうまくいく」という類のものではありません。採用過程は人によって異なりますし、方針の変更や採用担当者が変わることで前年と大幅に変更される場合もありえます。
また、言うまでもないことですが、採用過程に対する感じ方は主観的なものに過ぎません。他人が誉めているからといってかならずしもあなたにとって望ましい企業とは言い切れませんし、ここで評価の高くない企業であっても素晴らしい企業はあるはずです。
掲載された内容の真偽、評価の信頼性について当サイトは保証しかねます。あくまでも「一つの結果」として参考程度にとどめてください。

本選考体験を投稿する