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| 提出締切時期 | 2024年6月中旬 |
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可搬型原子重力計の高精度化
研究背景として,現在主流の重力計はミラーを落として落下の様子から重力を測定するというものですが,ミラーを持ち上げる可動部に摩耗が生じるため長期間 測定には向きません. これに対し現在研究している原子重力計は量子として振る舞う冷却原子を落として,その干渉の様子から重力を測定するものです.原子の操作にはレーザーを使 用するため,可動部が不要となり長期間測定ができます.
昨年の研究で原子重力計の実験室外での測定が成功し,可搬化を実証しました..現在はこれを実用レベルまで高精度化を目指し,誤差要因解明し改良を加えることでより実用的で高精度な新型装置を開発中です.
この原子重力計を可搬かつ高精度に作成することができれば,長期間かつ高精度な測定が必要な地震予測や,埋蔵物の重さによる微細な重力変動を移動しながら測定しての地下資源探査,といった応用が考えられています.
"レーザー制御機器の能力評価・加工実験","レーザー発振器の特性評価・加工実験","薄箔レーザー加工技術の開発"のいずれにおいても,レーザーの違 いを体感することが可能であり,現在の研究でも将来の進路選択においても非常に学びが多いものとなると思います.特に"レーザー制御機器の能力評価・加工 実験"は,研究における問題を解決する一助となることが予想されるため,より強く参加したいと考えています.
私の研究ではミラーで折り返したレーザーの対向性に問題を抱えており,そのため高精度な位置決め技術の習得が重要です.また,現在使用している線幅の狭い レーザーと,エンジニアリングで実用される線幅が広く強力なレーザーとの違いを体感することが,研究成果の向上や将来の展望を広げる助けになると考えてい ます.
また,実験において使用する解析ツールはPythonとMatLabであり,日々の疑問点等の解消にはChatGPTを用いています.そのため,"最新 データサイエンス技術の検証・評価"を通じて,最新の解析手法を学び,観測データから得られる知見をより幅広く,より正確に理解する能力を身につけること で,研究に活かせると考えています
またこのインターンシップを通じて社会で実際に利用されている技術を学び,それを研究にフィードバックすることで,研究の質を向上させるための具体的な技 術を習得したいと考えています.また,企業での研究・開発業務の具体的な体験を通じて,実際の職場環境や村田製作所での研究の進め方について理解を深めた いです.これにより,将来的には自身の研究に新たな視点を取り入れ,より一層の成果を上げることを目指しています.
面接
| 参加者 | 面接官:1名 学生:1名 |
|---|---|
| 面接時間 | 40分 |
| 難易度 | 簡単 |
| 雰囲気 | 和やか |
| 開催時期 | 2024年9月上旬 |
|---|---|
| 開催期間 | 2週間以内 |
| 開催エリア | 滋賀県 |
| 開催場所 | 作業現場(工場、建設現場) |
| 職種 | 技術系総合職 |
| プログラムの内容 | レクチャー中心,プレゼンあり,フィードバックあり |
| このインターンで学べた業務内容 | 基礎研究・応用研究・技術開発 |
インターンシップの内容
初日(1日目)はレクリエーションとインターン生・社員との顔合わせ、各課・管理職紹介を経て、実験概要説明と機材チュートリアルで操作の基礎を習得しました。
2日目以降は薄膜溶接条件(素材・厚み・溶接パラメータ)の最適化実験を開始。良品の引張強度を測定し、条件設定と分析を繰り返しました(2~8日目)。
2日目夜には社員・他インターン生との懇親会が催され、午後にはZoomでの事業紹介・ワークショップや若手社員とのラウンドテーブルにも参加。
3日目は安全教育(KY活動)としてVHX顕微鏡の危険予知を実施し、安全管理意識を深めました。
4日目は課長同席ミーティングで質問機会を得つつ、引き続き企業コンテンツ学習をおこないました。
5~6日目はさらに実験とデータ収集・解析を継続しました。
7日目には実験考察と報告資料準備を開始し、トヨタ・ヤリス分解展示を通して自動車電子制御技術を学習。
8日目は報告書作成に集中し、追加解析手法も検証しました。
最終日(9日目)はインターン生全員で部内発表を行い、課長・部長級から実務視点のフィードバックを受け、成果と今後の課題を整理しました。
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