富士通の秋冬インターン体験記(STEP to Engineer)_No.24678

上流工程について

インターンは2日間のオンライン開催で行われ、初日は企業の説明からスタートした。富士通がどのような事業領域を持ち、どんな価値を社会に提供しているのか、特に注力している分野などについて紹介され、会社理解を深める機会となった。

その後はグループワークの説明とアイスブレイクが行われ、初対面のメンバー同士が話しやすくなるような工夫がされていた。チームはランダムで構成されており、バックグラウンドも異なる学生が集まっていたため、アイスブレイクを通して自然と打ち解けることができた。

インターンに参加する前は、「大手SIerの一つ」という漠然としたイメージしかなかったが、実際に社員の方と関わったり、業務の一端を体験する中で、富士通が掲げる“社会課題の解決”に対する本気度や、働く人のあたたかさを肌で感じることができた。それによって、自分の中で「ここで働くイメージ」が一気に現実味を帯びるようになった。

理系学生がやや多めではあったが、文系の参加者も一定数おり、特に「課題解決」「チームでのディスカッション」といったワーク内容だったため、専攻分野に関係なく活躍できる場面が多かったと感じたため。

実際に富士通の社員の方々と関わりながらグループワークを進める中で、教科書やWeb上の情報だけでは得られない“リアルな業務の流れ”を体感できたことが、何より大きな学びだった。特に、社会課題を解決するためのITの使い方や、顧客視点に立った提案の重要性など、机上の知識だけでは見えにくい視点を多く得ることができた。また、グループワークを通して、限られた時間の中で意見をまとめあげ、チーム全体で一つのアウトプットを作り上げる経験ができたことも非常に貴重だった。それぞれが異なる考えを持つ中で、対話を重ねて納得解を導き出す過程は難しかったが、その分達成感も大きく、自分自身の成長を実感することができた。

事前にもう少し「富士通の具体的な事業内容」や「どのような社会課題に取り組んでいるか」について深く調べておけば、ワーク中の議論により説得力を持って参加できたと感じた。例えば、富士通が実際に携わっている自治体向けのDXやヘルスケア領域での取り組みなどを知っていれば、提案の現実味や独自性を高められたと思う。