スミセイ情報システムの夏インターン体験記(システムエンジニア)_No.24325

システムエンジニアとして、お客様の要望や課題を深く理解し、限られた情報の中から仮説を立て、自由な発想で企画を練り込み、最高の提案を行うことがテーマとして与えられた。プログラミングの知識がなくても参加できるため、ICTの魅力やシステムエンジニアの仕事の面白さを体感できる内容であった。

プログラムは、システムエンジニアが日々行っている顧客の課題解決に向けたシステム開発プロセスを体験できる、課題解決型のソリューション提案プロジェクトが中心であった。チームに分かれ、顧客のニーズや課題、目指す姿を深く掘り下げ、仮説構築から企画立案、最終的な提案までの一連の流れを経験した。

顧客の経営課題をITで解決するという、その仕事の奥深さと社会貢献性に強く魅力を感じたからである。特に、単なるシステム開発に留まらず、顧客のビジネスを深く理解し、その成長に貢献できる点に惹かれた。

限られた情報の中から顧客の課題を深く掘り下げ、多角的な視点からソリューションを導き出そうとする姿勢には感銘を受けた。それぞれの意見が明確で、論理的に自分の考えを伝える能力に長けた学生が多く、チーム全体として非常に質の高いアウトプットを生み出せたのは、彼らの貢献が大きかったと考える。

社員の方々は皆、温かく、私たちの疑問や困りごとに対して常に丁寧かつ的確なアドバイスをくれた。特に、プログラミング未経験の参加者に対しても、ICTの基礎から丁寧に教えてくれるなど、参加者一人ひとりに寄り添う姿勢が見受けられた。

インターンシップに参加するまでは、生命保険会社のシステムを扱う企業という漠然としたイメージしかなかったが、単にシステムを「作る」だけでなく、顧客の経営課題を深く分析し、最適なITソリューションを「提案・実現」する、というコンサルティングに近い業務内容を具体的に理解できた。

最も成長を感じたのは、課題解決能力と論理的思考力である。顧客の漠然とした要望から真の課題を特定し、それを解決するための具体的なソリューションを企画するプロセスは、非常に実践的であった。

実際の業務に近い形で顧客へのソリューション提案を体験できた点にある。プログラミング未経験者でも参加できるにも関わらず、システムエンジニアの仕事のリアルな面白さや難しさを肌で感じることができた。

システムエンジニアの仕事が、単に技術的な専門知識を要するだけでなく、顧客のビジネスを深く理解し、その課題をITの力で解決する企画力や提案力が極めて重要であることを学んだ。特に、生命保険という社会性の高い分野において、ITがどのように人々の生活やビジネスを支えているのかを具体的に知ることができた。

ITやプログラミングの知識に自信がなくても、顧客の課題解決に興味があるなら、このインターンシップは非常に有益な経験となる。グループワークでは、臆することなく自分の意見を発信し、チームメンバーと積極的に議論を交わすことが重要。