博報堂の秋冬インターン体験記(データサイエンティスト)_No.4926

ハッカソン形式のインターンシップである。
あるテーブルデータが与えられ、そのデータを使用した機械学習モデルを作成し精度を競うコンペと、それに取り組む上で得たデータ分析の結果を元に新規ビジネスの提案を行う。取り組んだ内容を各自が発表資料を作成し最終日に他の参加学生や社員や講師に向けて発表する。基本的に個人ワークであり最終日に集まって各自の発表を評価し合う。

1日目は全コース合同で社員による座学形式で講義がオンラインにより行われる。講義内容は博報堂についての企業説明や業務紹介、役員を招いてのパネルトークが行われる。初日の講義終了後には懇親会が開催され、交流が盛んに行われる。二日目にはデータサイエンスキャンプのインターン内容についての詳細が講義形式で行われる。どんな課題なのか、どのように取り組むべきか、参加学生に期待することやインターンの狙いなどが話される。それ以降、最終日まで個人ワークで最終日前日に発表資料の締め切りがある。機械学習モデル構築及び精度改善の個人ワークと、その時に得られた知見を生かしたビジネス提案の個人ワークの作業を最終日までひたすら詰めていく。

インターン参加学生の中で希望者は早期選考に参加できる

インターンに参加したことで広告とデータサイエンスのつながりが明確になり生活者に寄与できる魅力を知ることができた。特に広告業界において最大手企業ともいえる企業でありビジネスの規模が非常に大きいものとなり、やりがいのある仕事に携わることができることは魅力的であると感じた。そのため志望度は非常に高くなった。

非常に分析レベルの高い人たちの集まりだったように感じられた。初日に同時開催されていたブレインサーキットと比べても論理的に話を組み立てる学生が多くデータ分析のスキルも高度であった。ただ最終日に学生数が減っていたことからレベルについていけない学生も見られたため「かなり高い」ではなく「高い」とした。

アットホームな雰囲気は多少あった。ただ親身になってワークに寄り添ってくれるというよりも自発的にどんどんやってくれというような放任主義的なものも感じられた。インターン中にわからないことがあれば質問できる日時を設定してくれていて、情報共有やアドバイスを多くしてもらえる。優しい社員の方ばかりであった。そのため雰囲気も非常に良かった

最も学んだことは博報堂ならではの考え方や視点を知ることができた。あるキーワードがインターン中で盛んに発せられ、博報堂の社員からのメッセージが込められていると感じた。博報堂としてのデータサイエンティストのあり方を知ることができ、博報堂のデータサイエンティストになることでできることや挑戦できることを学ぶことができた。

他の参加学生も某就活スカウトサイトからのスカウト経由で参加している人がそれなりにいた。そのためスカウトサイトに登録しておくのも一つの手だと思う。経験やスキルなどがあれば積極的にアピールすることで、選考に通過できる可能性は上がると思われる。非常にやりがいがあるインターンシップであり、企業理解もかなり進むので参加することをお勧めする