Event
直近のイベント一覧
もっと見る
  1. インターン体験記
  2. 電機/機械/材料
  3. 東芝の就活情報
  4. 東芝のインターン体験記一覧
  5. 2026卒の東芝のインターン体験記詳細

東芝の夏インターン体験記(開発設計)_No.19962

参加した先輩たちの口コミ・選考対策

基本情報
2026年卒|大学名非公開|男性|理系
他企業でのインターン
満足度
2024年8月下旬
東京都
2週間以内
交通費支給あり
昼食支給あり

選考情報

選考フロー

ES

提出締切時期 2024年6月中旬
当社インターンシップの志望理由を(希望テーマの選択理由も含めて)記載してください。
400文字以上800文字以下

貴社の現場で環境負荷の低減に向けた鉄道車両の駆動システムの開発を体験したいからである。
私は鉄道が身近ではない環境で育ち、鉄道に乗ることは旅行のイメージが強かった。旅行の楽しみと期待感、その時の移動を鉄道が支えている点に憧れを抱いた。そこで、大学では鉄道に関わる研究を選んだ。
大学での研究活動の過程では将来携わりたい業務が明確になった。企業との共同研究で、モータの消費電力量の削減を目標に研究を行う中で、近年の社会課題であるカーボンニュートラルの実現の重要性を感じるようになった。また、共同研究先の企業の方と鉄道に乗った際に、その技術者の方が開発設計したものがその鉄道にも使われていると伺った。そこで、私も日常の中で大きなやりがいを感じられる鉄道開発の業務に携わりたいという気持ちが大きくなった。
鉄道車両駆動システムとして広く採用されてきた誘導モータに代わり、貴社が初めて実用化した高効率な永久磁石形同期モータ(PMSM)に強い関心を持っている。世界中で地球温暖化が問題視されているため、今後の鉄道車両に搭載されるモータは省エネを達成できるPMSMに代わっていくと考えている。貴社のインターンシップを通じて、実際の地下鉄車両に搭載されているPMSMシステムの開発設計を体験したい。
現役社員訪問を行った際に、製品部の役割は今持っている技術を直接的なお客様とのやりとりを通して、要求を満たすように設計することであり、グループでのプロジェクトが多く、連携が大切であると伺った。そこで、実際の現場でのコミュニケーションの重要性を感じた。私も永久磁石を用いた鉄道用モータの研究を行っているため、貴社の技術者の方々と積極的な意見交換を行い、実際の製品の知見や社員の方々のものづくりに対する考え方や想いを直接学びたい。そして、現場で得られた経験を今後の研究や自身のキャリア形成に繋げたい。

研究内容、もしくは力を入れている学問の内容、もしくは、今一番頑張っていることを記載してください。
400文字以上1400文字以下

鉄道用モータの設計検討を行っている。地球温暖化の原因として大気中に多く存在するCO2が注目され、鉄道車両メーカでもCO2排出量削減が急務となっている。
メトロに比べて駅間距離の長い在来線特急車両では、モータ出力をゼロにする惰行運転と呼ばれる走行状態が存在する。鉄道車両駆動用モータには、発進や坂を上る際に強い力が必要であるため、強い磁力が必要である。しかし、惰行運転期間の長い鉄道車両の場合、出力をゼロにして惰性で走行している際には、エネルギーを無駄に消費しないために磁力が弱い方が良い。
現在、鉄道車両駆動用モータには主として誘導モータ(IM)が使用されている。IMは永久磁石を使用しないため、惰行運転期間には磁力が存在せず、損失が発生しない。しかし、出力密度が小さいため、強い力を得る設計では巨大化してしまう。永久磁石を使用した永久磁石形同期モータ(PMSM)はIMに対して高効率であるため、メトロや私鉄の鉄道車両駆動用モータとして採用が進んでいる。しかし、惰行運転期間も強い磁力を持つため、エネルギーが無駄に消費されてしまう。
 このようにIMとPMSMでは惰行運転期間の長い在来線特急車両駆動用モータ設計において生じる二律背反を解消できない。そこで、私は永久磁石の磁力に加えて磁力を調整することができる界磁巻線を付与した構造のハイブリッド界磁モータ(HEM)に着目した。界磁巻線に流す電流の大きさと向きを変化させることで磁力を調整できる。強い力が必要な発進や登坂の際は磁力を強める向きの電流を流し、エネルギー消費を抑えたい惰行運転期間は磁力を弱める向きの電流を流すことで二律背反が解消することができると考えた。
先行研究で設計されたHEMは現行の誘導モータと同じ外形で同等以上の出力を得ることを目標に設計が行われた。そこで、設計されたHEMは、現行の誘導モータと比較して消費電力量を低減できることを確認する必要があった。また、設計したHEMが最高回転数における遠心力に耐えうる強度を持っているかについての確認も必要であった。そこで、本研究では現行の誘導モータと同一運行スケジュールでの設計HEMの消費電力量の算定と機械強度の解析を行った。

エントリーシート記入時に注意した点やアドバイス

鉄道部品のメーカとしての特徴を理解することを大切にした。また、研究内容の分かりやすく伝えられるように、研究室に入ってから知った専門用語はなるべく使わないように意識し、いろんな人に読んでもらった。

面接

参加者 面接官:1名 学生:1名
面接時間 30
難易度 普通
雰囲気 和やか
面接で聞かれた質問事項

希望テーマの志望理由,学業以外に力を入れたこと,アルバイトの経験

逆質問の機会はありましたか?
はい
いいえ

御社にはどのような性格タイプの社員の方が多いですか,社員の方が実際に感じたやりがいエピソード

選考を振り返って

インターン選考で重視されていた点はどこだと思いましたか?

志望動機の中で「なぜこのテーマを選んだのか」「インターンを通じて何を学びたいのか」を具体的に言語化することも大切だったと思います。単に「興味がある」だけでなく、自分の経験やキャリアビジョンと結びつけて話すことで、意欲や理解度が伝わるのではないかと考えました。

効果があったなと思う面接の練習方法

とにかく経験を積むことが大切だと感じたので、無理のない範囲でいろんな企業にエントリーすることは良いと思います。先輩に練習させてもらうのもよいと思います。

面接指導官に言われた、または自分で編み出したおすすめの面接テクニック

私自身が面接練習を重ねる中で気づいたのは、「うまく話そう」と意識しすぎると、自分の思いが伝わりにくくなってしまうということです。そこで、「自分がなぜその行動を取ったのか」「どんな思いで取り組んでいたのか」を率直に話すように意識しました。特に研究や部活動など、自分の行動の背景にある考え方を丁寧に言葉にすることで、自分らしさや価値観を伝えることができたと思います。

インターン概要

開催時期 2024年8月下旬
開催期間 2週間以内
開催エリア 東京都
開催場所 オフィス
職種 開発設計
プログラムの内容 レクチャー中心
このインターンで学べた業務内容 機械・電子機器設計
給与は発生しましたか?
はい
いいえ

昼食費は支給されましたか?
はい
いいえ

交通費は支給されましたか?
はい
いいえ

インターン内で残業はしましたか?(自主的な追加の準備工数含む)
はい
いいえ

インターンシップの内容

テーマ

鉄道用の永久磁石形同期モータの設計

内容

1週目は、電磁界解析ソフトを用いてモータの電気的な設計を行いました。モータ形状を変更し、それによって運転特性がどのように変化するかをシミュレーションし、より良い性能を得るための形状の検討を行いました。2週目は、構造解析ソフトを用いて応力解析を行い、1週目に設計したモータが回転時の遠心力に耐えられるかどうか、機械的な面からの評価を行いました。

その場での内定や本選考での1次選考免除など、インターン参加学生だけの優遇はありそうでしたか?
はい
いいえ
この企業に対する志望度は上がりましたか?
とても上がった
上がった
変化なし
下がった
とても下がった

インターンシップに参加したことで、企業や業務に対する理解が深まり、志望度が大きく上がりました。特に印象的だったのは、社員の方々が積極的にコミュニケーションを取りながら設計業務を進めている姿です。私は研究活動や部活動の経験を通して「仲間と連携しながら課題に取り組むこと」にやりがいを感じてきたため、このようなチームで働く環境に強く共感しました。

個別面談/OBOG紹介/交流会など、インターン参加者に社員や人事から連絡はありましたか?
はい
いいえ

インターン参加後には、企業側からフォローアップセミナーの案内がありました。このセミナーはオンラインで開催され、インターン中に聞ききれなかった内容や、本選考に関する質問ができる機会として用意されたものでした。社員の方から直接お話を伺うことができ、より深く企業理解を深めることができました。

一緒に取り組んだ学生のレベルはいかがでしたか?
かなり高い
高い
普通
低い
かなり低い

私が参加したテーマには学生が自分ひとりだけであったため、直接的に一緒に業務に取り組んだ学生はいませんでした。ただし、寮で他のテーマに参加している学生と交流する機会がありました。多くが大学院生であり、関東や東北の大学から来ている方が多かった印象です。

会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
とてもよかった
よかった
普通
悪かった
とても悪かった

会社・社員の雰囲気はとても穏やかで、丁寧に対応していただける印象を受けました。インターン期間中、1週目の電気設計と2週目の機械設計でそれぞれ異なる社員の方が担当してくださり、専門分野に応じた的確なアドバイスをいただけたことが印象に残っています。

この企業に関する理解度は上がりましたか?
とても上がった
まあまあ上がった
変化なし

インターンに参加したことで、モータの設計業務に対する理解が大きく深まりました。大学では主に電気的な観点からモータの研究を行っていたため、インターン前はモータ設計も電気中心の業務という印象を持っていました。しかし実際の業務では、電気と機械の両面から設計を行い、どちらかに偏ると性能や強度の面で問題が生じることを体験を通じて理解しました。

このインターンを通してあなた自身は成長できましたか?
とても成長できた
まあまあ成長できた
変化なし

このインターンを通じて、自分の成長を特に感じたのは「視野の広がり」と「課題に対する姿勢」の面です。大学では主に電気的な設計・評価に取り組んできましたが、インターンではそれに加えて機械的な強度評価にも取り組む必要がありました。初めは慣れない構造解析に苦戦しましたが、社員の方に助言をいただきながら、自分の設計に対する強度評価をやりきることができました。

このインターンの内容は充実していましたか?
とても充実
充実
普通
不満
とても不満

インターンは非常に充実した内容で、学びの多い10日間でした。特に、実際の鉄道車両に搭載されている永久磁石形同期モータ(PMSM)の設計と解析を一貫して体験できたことが、大きな満足感につながりました。電磁界解析を通じた性能評価と、構造解析による強度確認を両方行うことで、モータ設計の現場で求められる知識や視点を実感をもって学ぶことができました。

この企業のインターンを通して学んだことを教えてください

この企業のインターンを通して、モータ設計の実務においては「電気」と「機械」の両面からの視点が不可欠であることを学びました。大学では主に電気的特性に注目した研究を行っていましたが、実際の現場では電磁特性だけでなく、回転時の遠心力に対する強度など、機械的な要素も考慮しながら設計を進める必要があることを体験を通して実感しました。また、社員の方々がチームとしてコミュニケーションを取りながら業務に取り組んでいる様子を間近で見て、「設計は一人で完結するものではなく、多くの関係者と連携して進めていく仕事である」という理解を得ました。

この企業のインターンを受ける後輩にアドバイスをお願いします

私はインターン中、設計のアイデアや疑問点をもう少し積極的に発言していれば、さらに深い学びが得られたと感じました。担当の社員の方はとても丁寧に対応してくださるので、遠慮せずに質問したり、自分の考えを伝えたりすることが重要です。事前に自分の研究内容と企業の技術の接点を考えておくと、意見交換もスムーズになると思います。

みん就
初めてご利用される方
みん就
みん就
Feature特別企画
みん就
みんなの人気企業ランキング
    みん就
    ギフト付キャンペーン一覧
      みん就
      日本最大級の授業口コミサイト
      みんなのキャンパス

      大学・学部/授業/先生別に探せる授業評価クチコミサイト