日立製作所の夏インターン体験記(IT企画・システムエンジニア)_No.25019

「地域社会が抱える課題に対して、日立のIT技術を活用した新規サービスを提案する」というテーマのもと、チームで課題設定からアイデア創出、構成整理、プレゼン発表までを行い、社員から実務的なフィードバックを受けながら、社会実装を見据えた技術提案の難しさとやりがいを体感しました。

各チームにはメンター社員が付き、実現可能性や社会実装の視点からフィードバックを受けながら、IoTやAIなどの技術を活用した提案を構築。最終日にはプレゼン発表と講評があり、実務に近い形で課題解決力・構想力・伝達力を磨くことができる、非常に実践的な内容でした。

本選考における優遇措置がありました。

インターンを通じて、日立が社会課題に真摯に向き合い、技術を通じて人々の暮らしを支えている姿勢に強く共感し、社員との対話を通じて働く人々の誠実さや使命感に触れたことで、自分もこの環境で社会に貢献したいという思いが芽生え、志望度が大きく高まりました。

参加者限定のフォローアップセミナーの案内がありました。

情報系・工学系・環境系など理系分野を中心に、専門性のある学生が多く、課題に対する分析力や技術的知識、論理的思考力が際立っていました。議論では、社会課題の本質を深掘りしながら、実現可能なITソリューションを構築する姿勢が印象的で、単なるアイデア出しにとどまらず、社会実装までを見据えた提案が多く出されました。

日立製作所のインターンを通じて得られた最大の学びは、IT技術を単なるツールとしてではなく、社会課題の本質に迫るための「手段」として捉える視点でした。インターンでは、環境問題や都市インフラ、医療など多様なテーマに対して、ITを活用したソリューションをチームで考案するワークに取り組みました。その過程で、課題の背景にある人々のニーズや社会構造を深く理解し、技術をどう応用すれば持続可能な解決につながるのかを考える力が養われました。
また、異なる専門性や価値観を持つ学生たちと協働する中で、意見の違いを乗り越えながら共通のゴールに向かって議論を重ねる経験は、自分の視野を広げると同時に、柔軟な思考力とコミュニケーション力を高める貴重な機会となりました。短期間で成果を出すためには、論理的な構成力やプレゼンテーション力も求められ、実務に近い形で自分の力を試すことができました。

このインターンは単なる企業理解の場ではなく、「社会課題に対してITでどう貢献できるか」を本気で考える濃密な時間です。だからこそ、事前準備がとても重要です。日立がどんな事業領域で社会に価値を提供しているのか、どんな技術を活用しているのかを調べておくことで、ワークショップでの議論に深みが出ます。特に、環境・医療・都市インフラなどの分野に関心がある人は、それぞれの社会的背景や課題を自分なりに整理しておくと、チーム内での発言に説得力が増します。