東洋エンジニアリングの夏インターン体験記(技術系)_No.22299

海外のアンモニアプラント建設プロジェクトのEPCをボードゲームで体験する

プラントでアンモニアを製造する工程を題材としたグループワークに参加した。最初に、アンモニア製造のフロー図をもとに、各設備をどの配管でつなげば原料から製品まで製造できるかを検討した。その後、自分たちで設計図を作成し、それを基にボードゲーム形式でプラント建設を体験した。
ゲームでは、最初に必要な配管や設備を手持ちの資金で購入し、スタート地点（原料）からゴール（製品）までを、できるだけコストや工数を抑えて効率的につなげていくことが求められた。各ターン（一か月相当）ごとに発注や建設などの行動を行い、設備の購入時には4社のベンダー（高コスト・高品質・工数小～低コスト・低品質・工数大）から選択する必要があった。また、発注の際には海外現地ベンダーへの発注比率が一定以上でなければならないという制約もあった。
ゲーム終了時に最も多く資金を残したチームが優勝となるルールで、コスト管理や設備選定、発注戦略など、実際のプラント建設に近い意思決定を体験できる有意義なワークだった。

参加した学生全員が早期選考に呼ばれる。早期選考ではGD免除の特典がある。

実際のプラント建設のプロセスや、現場で求められる論理的思考力、コスト管理、チームでの意思決定の難しさと面白さを身をもって体験できた。特に、限られた予算の中で最適な設備やベンダーを選定し、協力しながら効率よくプラントを構築していく過程は大きな学びとなった。こうした実践的なワークを通して、貴社が現場のリアルな課題解決力やチームワークを重視していることを実感し、自分もこの環境で成長したいと強く感じた。インターン参加前よりも貴社への志望度が大きく高まった。

マー関～全国国公立なため

このインターンを通して、プラント建設における工程設計や設備選定の重要性、さらにコスト管理や発注戦略といった実務的な意思決定プロセスを実践的に学ぶことができた。グループワークやボードゲームを通じて、限られた資金や制約条件のもとで最適解を導き出すためには、チーム内での情報共有や役割分担、柔軟な発想が不可欠であることを実感した。また、実際の現場に近いシミュレーションを体験することで、理論だけでは身につかない現場感覚やプロジェクト全体を俯瞰する視点が養われたと感じている。

まず「主体的に行動する姿勢」が重要だと伝えたいです。グループワークやシミュレーションでは、自分から積極的に意見を出し、周囲と協力して課題解決に取り組むことで多くの学びを得られます。また、限られた時間や資金、制約条件の中で意思決定する場面が多いので、事前に業界やプラント運営に関する基礎知識を身につけておくと、より深く理解できます。失敗を恐れず、柔軟な発想で様々なことにチャレンジしてください。インターンを通して得られる実践的な経験は、今後必ず役に立ちます。