九州旅客鉄道の秋冬インターン体験記(車両・運輸)_No.843

赤字路線である香椎線のダイヤ改正が2018年の3月末に行われたようであるが、その改正後のダイヤがどのようになっているのかをダイヤグラムや列車の運用表？などの資料を用いて推定するという課題であった。

1日目の午前はJR九州の事業内容の説明が行われた。午後からは列車の運行管理部（列車の信号などを管理）の見学と南福岡車両区・南福岡運転区（車両基地）で実際に車両の整備を行なっている方や、列車の運転手の方から実際の仕事内容（勤務時間など）を現場の見学を交えながら説明が行われた。
2日目からは各コースに別れた。車両・運輸部門は熊本でインターンが行われた。午前はJR九州の熊本支社で車両・運輸コース（列車の整備や運行管理を行う部門）に関する詳しい業務内容の説明が行われた。昼食はJR九州系列の店で社員さんと談笑しながら食事をした。午後からは熊本総合車両所（新幹線）の見学を行なった。その後、福岡市内に戻り、立食形式の懇親会が行われた。そこでは、多くの社員さんと会話する機会が多くあった。
3日目も熊本でインターンが行われた。午前は熊本車両センターへ行き、実際に現場で働く方から、業務内容などを見学を交えながら説明が行われた。午後からはJR九州の熊本支社へ行き、グループワーク（45人1班）が行われた。

以前、国鉄だった歴史をもつため、お堅いイメージであったが、実際にインターンを通して社員さんと会話すると、面白い方が多くて、この人たちと将来働いてみたいと思うようになったから。また、列車の運行という非常に責任がある仕事ができるというところに魅力を感じたから。

鉄道会社ということもあって、鉄道がもともと好きな人（鉄オタ）が多い印象を受けた。なので、グループワークの際にも鉄道が好きな人が引っ張っていくというような場面が見受けられた。また、車両基地の見学などの時にも、私が気づかなかったところも細かくみている印象を受けた。

JR九州は鉄道事業だけでは採算が取れないそうなので、多くの事業を展開している。このこともあって、会社の雰囲気は何事にも挑戦していこうという風潮があるように感じた。また、社員さんの雰囲気は非常に面白い方が多く、また、社員さん同士の関係も非常に良いように感じられた。そして、質問にも親身になって答えてくださったので、一人一人を大事にしている会社なのだなと思った。

このインターンを通して学んだことは、普段我々が何気なく乗っている電車が故障や事故を起こさず、ダイヤ通りに運行できているのも現場などで働区社員さんたちおかげであるということを改めて学ぶことができた。また、JR九州は最近上場したが、このように上場できたのも新しい挑戦を行うことで（外食チェーンや不動産事業）企業全体の収益を上げていったからであるということを学ぶことができた。

3日間とい短い期間ではあるが、非常に濃く、普段一般人が立ち入れない場所に入流ことができるなど、大学ではできない貴重な経験を多くすることができると思います。また、懇親会では、社員さんとぶっちゃけた話し（給料、社内恋愛、会社の裏側など）を多くすることができ、非常に収穫が多く、参加してよかったと思えるインターンとなると思います。参加するか迷っている人は是非とも参加してみることをお勧めします。