ブリヂストンの夏インターン体験記(技術開発職)_No.23138

「有機溶媒と銅鉄電極を用いた二酸化炭素の電解還元に関する研究」を行っており，工場などから排出される二酸化炭素を資源としてとらえ，メタンやエチレン，エタノールなどの燃料として利用できる化合物に効率良く，高選択的に変換する手法の研究を行っている．鉄電極に銅を電解析出させることで作製した銅鉄電極を作用極に，対極に白金電極を，参照電極に銀電極を用いて，二酸化炭素を飽和させた有機溶媒を電解還元し，気体生成物をFT-IRとGC-TCDで，液体生成物をHSS-GC-MSで分析を行っている．有機溶媒としてNMPを用いて電解還元を行ったところ，メタンが約7%，一酸化炭素が約25%の生成効率を達成した．電解溶液として有機溶媒を用いた際，銅単体の電極ではメタンは生成されないことと比較すると，銅鉄電極は有用であるといえる．しかしメタンの生成効率は低く実用化には遠いため，さらなる効率向上の研究を行っている．

フルマラソンに再挑戦し，自己ベストを1時間更新した．フルマラソンに初めて挑戦した際，完走は果たしたものの，男性の平均完走タイムである4時間半を大きく下回る約5時間でゴールし，練習不足を痛感した．悔しさから1年後に再度挑戦することを決意した．まず，練習不足の改善とモチベーション維持のため，目標設定を行うことが大切であると考えた．そこで，4時間半切りを最終目標とし，各月の目標と走行距離を設定し，さらに1週間ごとの計画を作成した．雨天時でもジムのランニングマシーンを利用して練習を行い，計画通りに進めることを徹底した．また，新たなトレーニングメニューに加えることで，練習の質も向上させた．その結果，参加者の約20%しか達成できない 4時間を切ってゴールし，目標タイムを上回ることができた． この経験から目標を設定し，継続することの重要性を改めて学び，達成感や自信を得ることができた．

事業内容の理解に努めるとともに，自己成長を図りたい．私はCO2の電解還元に関する研究を行っており，環境問題やエネルギー問題に強い関心をもっている．将来は，これまで得た知見を活かし，脱炭素社会の実現に貢献したいと考えている．その中で，低燃費性能を備えたタイヤの開発や，寿命の終了したタイヤを台タイヤとして再利用するリトレッドタイヤの開発に挑戦されている貴社に魅力を感じた．リトレッドタイヤの寿命判定技術は，車の安全性を足元から支える上で非常に重要な技術であると考えている．インターンシップを通じて，実際の業務の中での企業の開発プロセスにおける一連の流れや評価方法を理解することができ，その過程で学んだ考え方やスキルを自分の研究に生かすことができると考えた．また，実験室での研究開発とは異なる，企業における研究開発を肌で感じ，積極的に社員の方々と交流することで新たな知見を吸収していきたい．

文字数が少ないため，簡潔に表現できるようにした．

志望動機,ガクチカ,研究内容

海外勤務について,インターンでの他部署との関り

研究成果よりもどのように考え，どう行動したかという過程に重点を置いていたと感じた．

丸暗記ではなく，キーワードを覚えて自分の言葉で話せるようになること．

なぜ，どうしてかを深堀ること．