Ｐ＆Ｇジャパンの秋冬インターン体験記(セールス職)_No.529

仮想ドラッグストアに対して自社の製品で課題解決型の営業を行う。

初めの1時間程度で、会社での働き方やP＆Gセールスが実際に営業で用いているフレームワークについて説明を受ける。特に、裁量ある働き方ができることやP＆Gの社員としてだけではなく日本のリーダーとなるよう社員の育成を目指していることが強調されていた。その後、4~5人グループで仮想ドラッグストアに対する課題解決型の営業のワークを行う。製品などのデータが細かく記された紙を渡されその数値を用いて、仮想ドラッグストアに対して課題解決の提案を行うというもので、パワーポイントを用いてドラッグストアのバイヤー(P＆Gの社員)に対してプレゼンを行う。優秀チームは全体の前でプレゼンを行う。

本選考のWebテストが免除された。またESは出せば通過する。

オフィスを経由せずに自宅から営業先に行って良いところや、勤務時間に対して裁量がある点は魅力的だった。一方その仕事はどれだけ裁量があると言えど営業先はドラッグストアやコンビニであり、営業先の規模に少し不満を感じた。

他の難関インターンである商社やデベロッパーのインターンでも一緒だった学生が多かった。半分くらい帰国子女で大学は早慶東大が多かった。

会社としては、人材輩出会社として有名なだけあって社員の教育研修に力を入れている。しかし、それは会社側が社員に受けさせるというよりは、会社がいくつかプログラムを用意し、社員がそこから自分に必要なものを選びとるという形式のようだった。社員の方は一人一人が将来のビジョンを明確に持っており、ロジカルな人が多かったが、やはり少人数での仕事が多いからか社員同士の会話はとても少なかったように思われる。

説得力のある提案には、数的な根拠が必要であるということを学んだ。ある店舗に営業に行くにしても何も考えずに飛び込みをしても相手を説得できないと感じた。それゆえ、インターンでも仮想バイヤーを演じた社員の方は、「その根拠は？数字はあるの？」としつこく聞いてきた。

総合商社やデベロッパーを受ける学生たちは、なかなか3月の説明会の解禁まで競争相手の実力を知ることが難しい。そのため、難関企業志望の学生が集まるこのインターンに参加するのは重要だと思う。また帰国子女でTOEICが800点ほどあれば英語のウエイトが大きい筆記試験もあることから非常に通りやすいので参加をおすすめする。