三菱ケミカルグループの秋冬インターン体験記(知的財産職)_No.22085

がん細胞を光らせ、転移、増殖の仕組みを視覚的に解明する研究をしている。従来の研究では、発光方法として蛍光が用いられてきた。しかし、蛍光は発光時間が短い為、生体内に存在する他の光が混在し、正確な観察が難しい場合がある。そこで、私の研究では、発光時間が長く他の光と区別しやすいリン光を使用している。がん細胞に結合する抗体とリン光を発する金属分子を結合させ、この化合物をがん細胞に添加し、顕微鏡でリン光を観察する。これにより、従来の蛍光では観察できなかったがん細胞をリン光で観察し、転移、増殖の仕組みの視覚的な解明を目指す。これまで一年間の研究で、抗体を作成し、がん細胞のタンパク質との結合を確認できた。現在は、抗体と金属分子を結合させる実験を行なっている。

私の強みは、組織のために最善なことは何かを考え、周囲を巻き込んで実行できることだ。レストランにて30人のアルバイトを統括するバイトリーダーとして、自ら率先しアルバイトの業務内容をシングルタスクからマルチタスクに改善することを提案し実行した。当時、各スタッフが、レジや調理などの特定のポジション(シングルタスク)しか担当せず、業務効率性が著しく落ちていた。そこで、各スタッフがマルチタスクで業務を行うことを店長に提案した。そのためには、各スタッフに複数の業務を習得させる必要があり、研修プログラムを立て、スキルの上達を図った。結果として、混雑時でも少人数での円滑な業務の遂行を達成した。
このように、私は組織がより良くなるために必要なことは何か常に考え行動することができる。入社後も、会社のために一番良いことは何か考え行動できると確信している。

私の課題点は、諦めが悪いところである。些細なことでも気になることがあると自分が納得するまで考え込むことがある。その結果、他の業務に影響が出ることもあると感じている。この課題を克服するために、私はタスクの優先順位を意識して管理することを心がけている。例えば、重要なタスクとそうでないタスクを明確に区別し、まずは全体の進行を妨げないように優先度の高い部分に集中するよう努めている。また、他のやるべきことに支障をきたさないよう、考える時間の期限を設定するようにしている。この取り組みを通じて、納得いくまで考えつつも効率的に作業を進めるバランスを見つけられるようになってきた。今後もこの課題に対する意識を持ち続け、さらなる改善を図りたい。

学部時代、総勢100名のバレーボールサークルで練習場所確保の責任者をした。新型コロナウイルスの影響で多くの体育館が閉鎖され、練習場所の確保ができず、サークルの通常活動や新歓活動に大きな支障をきたした。このままではサークルの存続が危ぶまれると思い、体育館の選定方法を大幅に見直すことを提案した。具体的には、例年使用してきた駅近で広く多くの団体が抽選登録する体育館に拘らず、登録可能な体育館を50もの候補の中から確認し、最も当選確率が高くなるように登録を行った。周囲には反対する者もいたが、サークルの存続のため、説得を図り、従来と同等の練習回数を確保した。その結果、新入生の受け入れに成功し、サークルの存続を図った。
この経験を通じ、困難な課題に遭遇しても柔軟な発想で解決策を見つけ、周囲を巻き込み、実行する重要性を学んだ。

貴社での知的財産職について理解を深め、世界をリードする技術の保護と活用を経験し、将来的にこの分野で専門的なキャリアを築くために応募した。私は、専攻で得た化学の知識を用いて、会社全体の知的財産戦略を考えたいと思っている。また、自身の研究にて特許を出願する状況に接し、研究における知的財産の重要性を肌で感じた。先端材料やヘルスケア分野において多くの革新的な技術を有している貴社では、様々な特許に関わることができ、分野を跨いだ研究開発の戦略を考えられると思った。また、事業目標の達成に向けて知的財産の視点から戦略を立てることが会社全体の成長に重要であると考えており、自分もその一員になりたいと考えている。仕事体験を通じて、私自身のスキルや知識がどのように役立つのかを確認し、今後のキャリア形成に役立てたい。

字数制限がなかったので適切な文字数で書くように努めた。

時間配分に注意しました。速くかつ正確にときました。

一般的な参考書を繰り返し解いて対策しました。

知的財産職をどの程度志望しているのかを重視されたと思います。時期的に、研究開発職を中心に考えている人が多いと思います。就職活動について知的財産職のみで考えていますと言うと、職種への志望度が伝わり良いと思います。