ジヤトコの夏インターン体験記(技術職)_No.25237

次世代$CVTの性能設計と具現化

自動車用変速機（トランスミッション、特にCVT}の開発・設計職をテーマにしたワークショップに参加しました。チームで与えられた課題は、燃費性能と走行性能を両立させる次世代CVTの性能向上案です。具体的には、設計データとシミュレーション結果を基に、変速制御アルゴリズムやハードウェアの改良ポイントを検討し、その効果を論理的に検証しました。最終プレゼンテーションでは、現役の開発エンジニアの方々から、専門的かつ実践的なフィードバックをいただきました。

参加前はCVTという製品への興味だけでしたが、インターンを通して、ジヤトコがグローバルトップクラスのシェアを誇る技術の奥深さを実感しました。特に、緻密な設計検討とそれを支える膨大な実験・解析データを扱う業務のレベルの高さに圧倒されました。「世界の走りを支える基幹部品」の開発に貢献したいという思いが強くなり、志望度が大きく向上しました。

機械・制御工学系の学生がおおい

このインターンを通して、「設計における性能とコストの厳しいトレードオフ」を乗り越える難しさを学びました。机上の理想論だけでは製品化できず、現実の製造プロセスやコストを意識した設計思想が不可欠だと痛感しました。また、開発部門だけでなく、生産技術や実験部門との連携が欠かせないことを知り、高い目標達成のために部門を超えて協働する、組織的な「モノづくり」のプロセスを深く理解できました。

ジヤトコのインターンでは、「なぜその設計（あるいは改良）が必要なのか」という論理の背景を徹底的に深掘りされます。参加前に、自動車のパワートレインの基本構造やCVTが持つ強み・課題について、知識を整理しておくことを強くおすすめします。当日は、技術的な質問だけでなく、未来のモビリティ社会におけるジヤトコの役割について、積極的に社員に意見交換を求め、学びを最大化してください。