日清オイリオグループの秋冬インターン体験記(研究開発職)_No.22493

研究開発職の理解を深める

・企業説明、各事業部の先輩社員の業務例や取り組み
・研究所見学
・新商品開発グループワークと発表
・座談会

ESの選考免除。

インターンに参加したことで、研究開発職に対する理解が深まり、志望度が一層高まりました。特に印象に残ったのは、社員の方々が「食によって人々の健康を支える」という使命感を持ちながら、粘り強く研究に取り組んでいる姿勢です。単なる製品開発ではなく、社会課題の解決を見据えた研究に真摯に取り組む姿に強く共感し、自分もその一員として貢献したいという思いが強まりました。また、社員同士の活発な議論や後輩への丁寧なサポートから、風通しの良い職場環境であることも実感し、ここでなら自分も成長し続けられると感じました。実際に働く方々の姿を目にしたことで、キャリアに対する具体的なイメージが明確になり、志望の意思がさらに固まりました。

インターンを通じて一緒に取り組んだ学生のレベルは比較的高いと感じました。特に、課題に対するアプローチの鋭さや、短時間で本質的な課題を抽出する力に驚かされました。例えば、限られた情報から市場ニーズや技術的な実現可能性を的確に分析し、論理的な仮説を立てて発表していた学生が多く、議論も質の高いものとなっていました。また、ディスカッションの場面では、専門知識をわかりやすく共有したり、相手の意見を丁寧に汲み取ったりする姿勢があり、知識の深さだけでなく協働力やコミュニケーション力にも優れていると感じました。高い志を持った学生が多く参加しており、刺激を受けるとともに、自分もより成長したいという意欲が高まりました。
また、参加学生の大半が上位国立大・私立大の理系院生であったためです。

社員の方々は非常に穏やかで丁寧な印象を受けました。質問に対しても一つひとつ親身になって答えてくださり、学生に対して真摯に向き合っている姿勢から、社内全体に誠実な雰囲気が浸透していると感じました。また、発言しやすい空気づくりがされており、社員同士の関係性の良さや風通しの良さもうかがえました。

インターン前は、研究開発が油脂の機能改良にとどまるものだと漠然と考えていましたが、参加を通じて、健康や環境といった社会課題にも深く関わる重要な役割を果たしていると理解できました。特に、油脂の機能性や加工性を活かして食の新たな価値を創出している点や、食を通じた健康課題の解決に貢献する姿勢を深く知ることができました。

限られた時間の中で、企業理解だけでなく、実際の業務体験に近い形で研究開発の考え方や進め方を学べたことから、非常に充実した内容でした。グループワークでは社員からのフィードバックもあり、実践的な学びと自分の成長の両方を実感できました。社員との交流もあり、働く姿を具体的にイメージする貴重な機会となりました。

企業の研究開発では、技術力だけでなく社会課題や消費者ニーズを踏まえた発想力・提案力が求められると学びました。また、チームで議論し、役割分担をしながら進める過程を経験する中で、協働の大切さも実感しました。研究の延長線にある実社会での価値創造について深く考える機会となり、今後の進路を考える上でも大きな学びとなりました。

日清オイリオのインターンでは、事前の企業研究と基礎知識の整理が重要です。特に油脂の機能や食品業界の動向などを事前に調べておくことで、グループワークや社員との会話の理解度が格段に上がります。また、自分の考えをしっかり言語化する準備をしておくことで、積極的に発言でき、学びの深さも変わってきます。ぜひ積極的に取り組んでください。