サッポロホールディングスの夏インターン体験記(エンジニアリング)_No.23801

部品選定に関するグループワーク

まずは工場見学をした。質問があればその都度近くにいる社員さんに聞く形式だった。次に企業についての説明を受け、グループワークをした。最後にはビール園で懇親会をした。

モノづくりに携わりたいという想いが強い自分にとって、エンジニアリング部では本当にやりたいことが実現できないと感じたため、志望度は下がった。当初は、お酒を製造するための生産ラインをゼロから構築するような業務を想像していた。しかし、実際には既製品の機器や部品を外部から取り寄せ、それらを組み合わせてラインを構成する業務が中心であることを知り、自分の志向とのギャップを感じた。こうした理由から、志望度の変化につながった。

参加者の約9割が理系の大学院生であり、出身大学も地方大学から旧帝大まで多岐にわたっていたからである。

穏やかな社員が多く、全体的に落ち着いた雰囲気であると感じた。また、社員同士の仲も良く、飲み会ではサッポロの黒ラベルを飲める居酒屋をわざわざ探すと伺ったことから、会社への愛着や誇りを強く持っていることが伝わってきた。こうした点からも、社員の帰属意識が高く、居心地の良い職場環境が築かれていると感じた。

エンジニアリング部についての理解は、インターンを通じて大きく変化した。当初は、お酒を製造するための生産ラインをゼロから構築するような仕事であると想像していた。しかし実際には、外部から取り寄せる機器や部品の選定・調達が主な業務であり、既製品をいかに組み合わせて最適なラインを構築するかが求められる役割であることを知った。こうした実態を把握することで、業務内容への具体的な理解が深まり、自分の志向との違いを明確に認識する機会となった。

ディスカッションの時間が限られていたため、意見をまとめるのに苦労した分、成長できたと感じている。私は発表者を務めたが、同時に質疑応答にも対応する必要があり、その点も非常に大変であった。積極性を示そうとする学生が多く、質問が次々に飛んでくる状況だったが、事前にしっかりと議論を行い、前提を固めておいたことで、落ち着いて対応することができた。こうした経験を通じて、短時間で論点を整理し、他者と協力しながら冷静に物事に対処する力が身についたと実感している。

1日という限られた時間での実施ではあったが、グループワークやまとめの発表、それに対するフィードバックに加え、社員と直接話せる懇親会も用意されており、非常に内容が盛りだくさんであった。そのため、短時間でありながらも学びや気づきが多く、非常に充実したインターンであったと感じている。時間の制約を感じさせない密度の高いプログラム構成が印象的であった。

の企業のインターンを通して学んだことは、エンジニアリング部の業務内容を正しく理解できた点である。当初は、お酒を製造するための生産ラインをゼロから構築する仕事であると想像していた。しかし、実際には外部から取り寄せる部品や装置の選定が主な業務であり、それらを組み合わせて最適なラインを構成することが求められていると知った。具体的な役割への理解が深まったことで、自分の志向や関心との適合についても再認識することができた。

この企業のインターンを受ける後輩へのアドバイスとしては、他の企業におけるエンジニアリングについても事前に学んでおくことを勧める。そうすることで、食品や飲料業界におけるエンジニアリング業務との違いや共通点を明確に比較することができ、より深い理解につながると感じた。業界特有の視点や課題を踏まえた上でインターンに臨むことで、学びの質が一層高まるはずである。