ヌヴォトンテクノロジージャパンの夏インターン体験記(設計開発)_No.18886

先端デジタルEDAツールを使って、車載向けのHMI(Human Machine Interface)やイメージセンサー等に使われる、半導体デジタル集積回路設計を体験する。実際にEDAツールを使用して設計を行い最適条件を導き、まとめ発表する。

初日はPCの立ち上げ、nuvotonnの概要説明、事業部の説明を受けた。二日目以降は実習の内容の概要の説明を受け、実習に必要なEDAツールの使い方など学んだ。実習の合間に設備見学(印象に残ったのはテスタルーム見学）や先輩懇談会を行った。先輩懇談会は経歴が浅い社員さんと話すことができ、本音ベースで話を聞くことができ、とても参考になった。
後半は主に実習内容を行った。初めて使用するツールで実習内容自体も理解しずらい内容なので社員さんが常に近くにいてくれて疑問解消をすぐにできる環境で実習を行うことができた。最終日に実習成果報告を行い、報告後に事業部のマネージャーからフィードバックをいただいた。

参加した学生に早期選考の案内がきた。

志望度が上がった理由としては、やっている内容が自分のやりたいことと一致していたからである。私自身、半導体業界の中でも設計開発分野を志望しており、インターンシップ参加前に想像していたような仕事内容を行うことができたので再確認することができ志望度が上がった。また、社員さんの雰囲気も柔らかく、接しやすかったので働きやすい環境であることを確認できた。

インターンの参加学生を見る限り、半導体に関連する研究を行っているが自分が一番近い分野のことを行っていると感じ、それがかなり有利に働くと感じたからである。また発表の際も同じ事業部のインターン生の発表を聴講したがレベルはあまり高くなく、自分の発表が一番、論理的でまとまった発表ができていると感じたからである。

チーム（1チーム3人の学生）に2人のメンターさんがついてくれたので常に話すことができた。実習のわからないことがあれば、気軽に聞ける雰囲気でとてもやりやすかった。またマネージャークラスの人とも話す機会があり、人材育成、獲得に力を入れていると感じた。

この企業で働いている自分が想像できた。理由としては、インターシップについてくれたメンターさんから実際の業務内容をこなしながらついてくれたので一日の中でどのようなスケジュールで仕事をこなしているか想像しやすかった。また設計分野だとオンラインで在宅でできるため自分の都合に合わせて出勤できて、働きやすい環境で仕事できることを想像できた。日々の業務がどういったものであるかの理解は深まった。

結果をまとめる際のプロセスをより筋道を立ててできるようになった。今までであれば結果が出た際、所望の結果が得られないとパワーポイントやエクセルにしっかりまとめない癖がついていたが良くない結果を時間かけてまとめることで情報の整理がついたり、報告する際に議論が深めたりすることができることを学んだ。実習中に社員さんから教えていただき、インターンに参加したことでより論理的に考えることができるようになった。

会社見学や実際の業務をこなすことで実際に働く環境や雰囲気をダイレクトに経験することができ、実際に働くイメージすることができたため。

実際の業務内容ではデジタル半導体設計の全体的な流れ。その中でも論理合成について深く学べた。またエンジニアとしての心構えの部分も学ぶことができた。というのも実習の成果発表の事業部のマネージャーからいただいたフィードバックで「現代社会は情報にあふれていて、ただ知識や情報を保有しているだけでは価値が薄れつつある社会であり、そのためこれから必要な人材は情報を読み取りそこからOUTPUTできる人材がこれから必要である」という言葉が印象的であり、今でも大切にしている。

製品について事前に学んでおくと社員さんとたくさん話すことができ、より学べる機会が増えると感じた。私はヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社のイメージセンサに興味があったので、実際にどのようなイメージセンサの製品が開発されており、どのような技術、またはどのような応用先があるのかを徹底的に調べて説明できるように心がけた。その際によく参考にしていたのは半導体商社で有名であるmacnicaの製品紹介ビデオを参考にしていた。動画なので文字上で表記されているものよりも理解しやすかったためよく使用した。これによりインターンシップの際社員さんに製品についてより詳しく教えてもらうことができた。