PwCあらた有限責任監査法人の秋冬インターン体験記(ビジネスリスクコンサルタント職)_No.1262

理由は二つある。一つ目は、業務プロセスの理解だけでなく、IT知識を活かして多くの企業を支えるビジネスリスクコンサルティングに魅力を感じたからだ。業務へのIT技術の導入・活用が進んでいる今、それに伴う多様なリスクへの対策が企業の成長に欠かせないと考える。私は経営に関するコンサル業務だけでなくITにも強い関心があるため、経営とシステム両方の知見を活かして企業を支える仕事を体感したい。二つ目は、貴社の分析手法・問題解決方法を学びたいからだ。会計・IT・リスクマネジメントに関するナレッジだけでなく、大規模なグローバルネットワークを有する貴社で、リスクを洗い出し未然に防ぐコンサルティングを学びたい。

私の強みは、リーダーシップがあることだ。その力を発揮した例が、ワシントン大学で所属した学生団体で、リーダーとして約50人の多国籍な参加者をまとめたことだ。様々な価値観・背景を持った人たちが集まるため、最初は参加者の交流を活発にできなかった。そこで、私は留学課のアドバイザーと交渉して集合場所を変えてもらい、集合時間を30分早め、イベント前に会話の時間を設けた。そして、リーダーの中でも参加者の間に入って会話を手伝う役割を作った。その結果、雰囲気が活発になり、参加者数も前年より20%増加した。この経験から、信頼関係を構築していくためには、積極的にコミュニケーションをとることが大切だと再実感した。

書類選考のみであるため、エントリーシートだけで志望動機がしっかりと伝わるようにすることを意識した。通常のコンサルではなく、リスクコンサルを志望する理由を明確にわかるように書いた。

言語も非言語も、問題数が決まっているため、最後まで解き切ることが大事だと思った。そこで、少し見ても解くのに時間がかかると思った問題はある程度飛ばして、確実に取れるところに時間をかけることを意識した。

玉手箱に関していうと、何回も解いていると見たことのある問題がいくつも出てくるため、Webテストのためだけに他企業へエントリーしていた。

しっかりとグループで協力してワークに取り組んでいるかどうか見られている感じがした。社員さんによると、一人一人評価するのではなく、フィードバックのために気づいたことをメモしているのであり、評価要素よりも業務理解を深めてもらうための要素が強いインターンであるようだ。

このインターン選考では面接のステップはなかったが、インターン後の選考では個人面接が複数回あると聞いた。そこで、他のコンサル会社でケース面接や、コンサル業界への志望動機をいう練習をしておくと良いと思う。実際に私は、あまり志望度の高くないコンサル会社もケース面接の練習のために受けていた。

コンサル業界を志望しているのであれば、ケース面接の練習は欠かせないため、実際に選考を受けて練習するか、コンサル業界に就職する先輩やと友人と練習することが大事になると思う。
また、他社のインターン選考や、友達との模擬面接などで、自分の用意しているエピソードを話す練習をしておくこと。
いくら家で一人で練習していても、本番では練習通りにいくことが少ないため、実際の選考や模擬面接などの対面練習で、面接の練習をすること。