テレビ朝日クリエイトの秋冬インターン体験記(美術/デザイン職)_No.25090

テレビ朝日クリエイト冬季3dayインターンシップ　というタイトルで参加しました。美術職が何をしているかについて三日間で学べるコースで、特に課題などはありませんでした。

3日とも朝から夜まであり、遅い日は夜11時に終わったことを覚えてます。座学は少なく実務系でかなり体力が必要かなと思いました。
2人ほど担当の方がいて、つきっきりで教えていただけました。
1日目の最初にまず会社についてとSNSについて、美術の仕事についての座学がありました。またプロデューサーの方が直接映像を見せてくださったりして、映像編集などについても教えていただきました。
2日目では実際のスタジオで研修があり、朝にニュース番組、昼にはテレビ朝日の社内を全部見学+説明を受けました。それぞれ体験の日には大道具さんのものを運ぶのを手伝ったり、番組内の装飾を手伝ったりしました。3日目ではテレビ朝日が所有する別のスタジオに行ってそちらでも美術のセットを行いました。
一日中歩き回るので途中ですごく疲れましたがなかなかできない体験ができて非常に良かったと思っています。ただチーフ?の方は少し高圧的で、皆普通に挨拶していたのですが『声ちっせぇな』と言われてやや驚きました…笑　まあ、いろんな人がいますよね、とそんな点でも学べました。

元々デザイン志望だったので、業種の違いから美術は少し違うな、と感じたためです。
テレビ会社にそのまま入っている制作会社になるので、給与や休み、勤務形態などについてはかなり管理されていてすごくいいなとも思ったのですが、やはり美術も急に駆り出されることは例外ではないらしく、インターンで教えてくださった二人の正社員の方からも『夜中いきなり呼ばれたり、朝方帰ることもあるよ』『ドラマなど期間を設けて撮影するタイプの美術だとかなり長い間休みなしで働き続ける』という説明がありました。
結局その働いた文も埋め合わせる形で休みは取るそうなので、労基的にも問題はないと思うのですが、自分はあまり体力に自信がなかったため、別の業種の方が向いているかなと感じました。

最初にSNSになにかあげるのは禁止だとあったし撮影もダメだと厳しく言われていたのに、撮影してインスタに載せていて驚きました…。その方は確か年上だったのでもう今はどこかに就職されているかもしれませんが、かなり衝撃でした。自分以外は他2人でしたが、もう一人のメンバーも翌日は遅刻で、なんだか意識の低さを感じてしまいました。

いい人もいるしよくなさそうな人もいる、まあよくある大企業の構図なのかなと思いました。概ね皆さん自由な方でオシャレも楽しまれていますが、インターン中でも声を荒げて怒っている方や、ずっと嫌味っぽい方もいて、(どちらもミドル世代の方でした)色々な人がいるなあと思いました。あんまりおとなしい感じの人はいないかも？アクティブに働くことが好きな人、体力ある人たちって感じでした。大道具や職人さんは結構雑談したり電飾さんはかなり若い子が多くて、そちらは和気藹々としてました。

テレビ美術が何をしているのかが非常によくわかりました。丸一日×3daysなので非常に濃厚で、実際に美術が1日に何件も撮影に関わっていることがわかって面白いです。また、細かく仕事が分かれているため、大人数で作っていく充実感は非常に大きいです。テレビ制作がどれだけ多くの人の手によって作られているか、裏側について学べました。

美術/デザインで確か分かれて募集があったと思いますが、自分がどちらに興味があるかしっかり決めてから行った方がいいかと思われます！応募前や説明会ではざっくばらんにしか説明されないのでもしかしたらよくわからないと感じるかもしれません。かなり業務内容は異なるので、実際に歩き回ってセットして番組をその場で監修するなら美術、スタジオや番組についての見た目を考えてオフィスのPCでデザインするならデザイン、で覚えるといいかと思われます。