クラブツーリズムの秋冬インターン体験記(企画・商品開発)_No.642

旅行ビジネスの本質を知る

インターンは1dayで9時半から18時までと長丁場だった。その中で、会社の説明を聞いたり業界の本質に迫る座学実践型グループワーク社員の方との交流の時間が設けられていた。
グループワークは3つあり、1つ目は3世代家族の旅行を計画するというものだった。家族が各々に希望を持っているため、どのようにその希望を叶えるかを考えていった。
2つ目は、企画の仕事体験だった。これは、宿・お土産・交通をいくつとある選択肢の中から選んでいくというもので、自分たちの考えているツアーの内容やコンセプトを説明して提携を結んでもらえる脳に説得する営業のような要素も含んでいた。
3つ目は、既存のツアーに手を加えて売り上げを伸ばしていくというものだった。バスの質を上げる、お土産をつける、など変える変えないの選択は自由。最終的にどれだけ売り上げを伸ばすことができたかで順位がつけられ、それが発表された。

参加者には、本選考とは違うルートもしくは本選考より早く選考に進めるようでした。

インターンとしてはとても充実していて、仕事の内容も深く理解することができたと思う。しかし、社員の方との交流に関しては学生20人：社員1人くらいの割合で質問をしていくので聞きたいことが聞けなかったり、踏み込んだ質問はしづらかった。私自身は旅行業界が第一志望ではなかったので志望度は上がらなかったが、旅行業界に興味がある人は是非参加してみるといいと思う。

この業界に興味がない人も多く、とりあえず参加したという方が大半だった。そのため、企画や営業のワークではあまり提案も出ず切磋琢磨してグループワークを行えた印象はないため。

インターンのうちから旅行業界の厳しさや、企画・営業の厳しさをこちらに提示してくださっているように感じた。お昼や休憩の時間も学生に積極的に関わる社員の方はおらず、社員の方と親しくなったり和気あいあいと関わることは難しかった。しかし、社員の方は親切で優しい方が多く、プリントを配るなどサポートしてくださった内定者の方も社員の方同様に優しかった。

このインターンでは、漠然としていた旅行業界のイメージがクリアになり、ツアー会社の大変さややりがいも感じることができた。実際に自分の足を動かして企画や営業・商品開発を経験することで、自分にこの仕事が向いているかより一層判断がしやすくなった。また、自分のグループが宿・交通・お土産屋に選ばれるかどうかが自分たちの営業トークに関わってきたり、売り上げの伸びが自分たちの選択肢に関わってくることで、仕事ひとつに対する責任感も持つことができた。

この業界を志望してる人は必ず、そうでない方も参加してみて損はないと思います。1dayで朝から夜までなので少し詰め込まれた印象はありますがとてもいい経験になります。インターン自体は1dayで完結なので評価されているということを意識しすぎて萎縮する必要はありません。素直に用意していただいたワークを楽しみ、ひとつでも多くの学びをすることができるいい機会だと思います。