ゴールドマン・サックスの夏インターン体験記(エンジニアリング)_No.21816

fxの変動を予測して、売り買いを自動化して最大の利益を上げること

はじめに、年次の高い方からお話をいただいた後、会社の業務内容や職種に関する説明などを受けました。その後、3名の社員の方から開syを決めた理由や仕事のやりがいなど発表していただきました。次に、メインとなるfxの自動売買ツールの作成をしました。pythonとjupternotebookを用いて、APIから得られる仮想的な市場において、fxの変動を予測して、売り買いを自動化して最大の利益を上げることをしました。高い成果を出した数名の方は表彰され、景品をもらうことができました。最後に、社員の方と立食をして終わりという形です。

同社の業務内容を理解する中で、金融領域におけるソフトウェア開発の奥深さと面白さを強く実感したからです。特に、金融という極めて複雑で変化の激しい領域において、テクノロジーがリアルタイムな意思決定や大規模な取引の根幹を支えているという点に非常に魅力を感じました。単なるシステム開発にとどまらず、金融知識と技術力の双方を駆使して課題解決に取り組む姿勢が、私の関心を大きく引きつけました。また、ゴールドマン・サックスのエンジニアは、実際に業務で使われるプロダクトの開発に直接関わっているだけでなく、そのユーザーがすぐ近くにいる環境で仕事をしている点も、非常にユニークで魅力的だと感じました。自分が設計・実装したソフトウェアの影響が現場の業務や意思決定にどう表れるのかをリアルタイムで観察できる環境は、エンジニアとしての成長に直結すると考えています。このように、ユーザーとの距離が近く、フィードバックループが速い環境は、自分の技術がどれほど価値を生んでいるのかを実感しやすく、非常にやりがいのあるものだと感じました。これらの経験や理解を通じて、私はゴールドマン・サックスでなら、技術的なチャレンジだけでなく、ビジネスへの貢献実感という観点でも高いモチベーションを持って働けると確信し、志望度が一層高まりました。

学歴や実装力が高い人が多いと感じたからです。東京や京都から来ている方もいて、AIを学習させて市場を予測するモデルを作る方もいました。また、情報系ではないのに、プログラムをある程度読める方もいて、能力の高さがうかがえました。

座談会において話しやすい人がいたからです。選考において、自身が工夫したことを説明してくださり、勉強になりました。また、会社に入って苦労したことなどを教えていただき、入社後のイメージがわきました。

インターンで行ったことや業務説明を通して、理解度が上がりました。開発をしていることは知っていましたが、ユーザが社員の方を対象としているものが多いことや新卒はサーバー運用よりもソフトウェア開発の方で働けることを知り、理解度が上がりました。

金融知識をプログラムとして実装することの難しさを実感したからです。金融業界のエンジニアをするために、金融とエンジニアの二つの知識において、常に学び続ける姿勢が必要であると思いました。

他社で得にくい経験である金融モデルの構築にあたることができたからです。

ゴールドマン・サックスでのインターンシップを通して、ソフトウェア開発の役割が社内にとどまらず、社会全体に対しても大きな影響を与える可能性があることを学びました。社内ユーザー向けにシステムを開発する話を聞いて、そのプロダクトが業務の意思決定や市場取引に直接的に関与しており、間接的に金融市場全体の動きにも関わっていることを知り、広い視点で価値を生んでいることを学びました。また、ゴールドマン・サックスは単にシステムを設計する場所ではなく、要件定義から設計、実装、テスト、運用、そして改善まで、一連の開発プロセスすべてを自社内で完結していることに強い印象を受けました。これは、一般的な企業のエンジニアではなかなか見られないものであり、エンジニアとしての魅力に感じました。さらに、金融モデルの作成や実装に携わる中で、金融知識をプログラムとして正確に表現する難しさと、それを乗り越えたときの面白さを深く体感しました。理論としての金融概念を、実際のシステム上で動作する形に落とし込む過程では、曖昧な理解が通用しない場面が多く、技術力だけでなくドメイン知識の重要性も痛感しました。

アドバイスとしては、このインターンが金融とテクノロジーの接点に関心がある人にとって、非常に貴重な体験の場であるということです。特に、他社ではなかなか経験することができない金融モデルの構築を、1日という短期間であっても体験できるプログラムは、非常に実践的で、かつこの職種を志望している人にとって自分の「やりたいこと」を具体化する絶好の機会になると思います。インターンの中では、ただ指示されたタスクをこなすのではなく、自分で考えて設計します。だからこそ、参加する前には基本的な金融知識を事前に押さえておくことや、過去に自分がどのような開発経験をしてきたかを整理しておければ、より深い学びにつながると思います。また、このインターンを通じて、「この仕事が自分に合っているのか」「今後どのようなスキルを伸ばしていくべきか」を明確にすることができるはずです。自分の興味や志向を試す意味でも、非常に意義あるインターンだと感じました。少しでも関心があるのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。