シティグループ証券の夏インターン体験記(投資銀行部門)_No.1890

大手広告代理店に対するM&A提案

一日目は企業紹介や課題の説明、バリュエーションのレクチャーが行われた。昼過ぎからグループワーク開始。夕方に社員からFBをもらう。
二日目は昼にプレゼン提出し、午後から発表を行う。軽い解説の後、レセプションが行われた。
社員は定期的に机を回っており、わからない点があれば教えてくれる。
配布資料はクライアント企業のPIBがあった。
それぞれグループ作業であるが、ストーリーを考える人とバリュエーションをする人に分かれていた。

一部の学生は、別日のジョブに誘われているようである。

きつい仕事ではありそうだが、クライアント企業の社運かけたM&Aにアドバイスし、実際に立ち会えるのは非常に刺激的なことだと感じた。また、アドバイザリー業務ならではの、クライアントから直接感謝されることで仕事のモチベーションになるという話を社員の方がしており、人のためになる素敵な仕事だと感じた。社員の方は皆落ち着いており、とても信頼できる方々だと感じた。一緒に働きたいと感じる方が多かった。

学生は比較的人数が多かったせいか、様々な方がいた。ほとんどの人が論理的思考力に優れていると感じた。ほかの投資銀行のインターンに参加する学生も多く、登竜門のような雰囲気だった。

社員は落ち着いた方が多い印象だった。質問をしても、しっかりと思考してから答えてくれる方が多かった。
インターン中は社員が机を回っているので、質問をすれば親切に答えていただける。また、レセプションではフランクに様々な話を聞くことができた。
インターン担当以外の社員とはあまり交流する機会がなかった。レセプションではシニアの方がおり、話を聞く機会があった。
評価のポイントは明確にはわからないが、必ずしもグループをまとめていた人ではないと感じた。社員に積極的に質問を投げかけていたり、質疑応答で答えていた人が評価されたように感じた。

まず、業務について詳しく知ることができた。普段関わることがない業務なので、業務内容を知るには本を読むしかなかったが、やはり社員の方から直接業務の話を聞くことで、学ぶことは多い。特に、どのように交渉を進めるかや、相手を説得させるためにどのような情報を集めるべきなのかという話が興味深かった。ジョブでも実際にパワーポイントを作成するが、どのような論理構成にすれば相手が納得してくれるかを熟考できる良い経験となった。
また、自分の適性も知ることができた。楽な仕事ではないのでやはり興味が続かないと苦しいのではないかという話を聞いていたので、自分が楽しんでグループワークできるかどうかにも注意していた。実際は買収ストーリーを考える作業もバリュエーションも非常に楽しく、この業界で働きたいと思うことができた。

このインターンは同業他社と比べて参加人数が多いため、第一志望でなくても少しでも興味があればぜひ受けてみるべきである。また、参加している学生も比較的優秀であると感じ、彼らと知り合えたことは財産となったように感じる。
どのインターンにも言えることだと思うが、このインターンは特に、当たり前にしておくべき準備が当たり前にできる人が通過していると感じた。基本的な準備は怠らないべきである。