具体的な内容としては、「The Oxford Handbook of Japanese Politics」という、海外の法学者や政治学者が、日本の政治や憲法、法律に関して批評した文章を読んで、それに関してディスカッションするという内容のゼミナールでした。特に印象に残っている学びとしては、憲法の項目の中で、外国から提案された憲法を改定もせずに何十年も使い続けている日本に対する批判が厳しくなされていました。私としては、そのことを疑問に思うことがないわけではないんですけれども、生まれてからずっとその憲法で、改憲案はたびたび出るものの、大して進むこともなく、なあなあになって終わるというのがもう物心ついた時からの常だったので、海外から見るとそこがそんなに異様に映るんだというのは1つ大きな気づきでした。