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【新卒就活】狙い目のBtoB企業はどうやって企業研究を進めるべき?

就活の際、BtoC企業のように知られていないBtoB企業は、どうやって見つけ、どうやって企業研究を進めればいいのでしょうか?ここでは、BtoB企業について詳しく解説します。企業の将来性を見極めるコツも参考にしてください!

BtoC企業とBtoB企業の違いとは

まず、「BtoC」企業と「BtoB」企業を正確に理解しましょう。

BtoC企業とBtoB企業の違い

BtoCとは「Business to Consumer」の略。つまり、BtoC企業とは、企業(Business)から一般消費者(Consumer)に向けたビジネスを展開する企業のことです。一般消費者を対象にしているため、広告などで企業名も知られている場合が多いでしょう。

BtoBとは「Business to Business」の略。BtoB企業とは、企業(Business)から企業(Business)に向けたビジネスを展開する企業です。例えば、一般消費者向け商品を製造する過程で必要になる部品を取り扱う、機械や鉄鋼などのメーカーはその典型でしょう。企業間取引になるため、一般的にはあまり知られていないかもしれません。また、商社、物流、経営コンサルなども企業へ向けたサービスになるので、BtoB企業です。

BtoC企業よりもBtoB企業のほうが市場規模が大きい

BtoC企業とBtoB企業の違いは、ビジネスを展開する相手が「企業」か「一般消費者」かということ。BtoC企業は一般によく知られていますが、実際に日本経済で重要な役割を果たしているのはBtoB企業です。なぜなら、BtoCとBtoBの市場規模は大きく異なるからです。経済産業省の報告によると、2017年のBtoCの市場規模は16兆5054億円で、BtoBの市場規模は317兆2110億円でした。

参考:
経済産業省 報告書
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

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出典:写真AC

なぜBtoBが狙い目なの?

次に、なぜBtoBが狙い目となるのかを解説します。

競争率がBtoCほど高くない

就活では最初のうち、どうしても知名度が高いBtoC企業に学生が殺到しがちです。聞いたことがある企業だと安心ですし、周りにも説明がしやすいですよね。しかし、学生がBtoC企業に殺到するということは、必然的に競争率が上がるということです。一方、BtoB企業は知名度が低いため、BtoCほど競争率が高くありません

つまり、就活の早い段階でBtoB企業に目を向けることで周りに差をつけることができ、有利に就活を進められるということです。

実は優良企業が多いBtoB

知名度が低いこともありBtoB企業はあまり知られていませんが、BtoB企業の中には優良企業がたくさんあります。つまり、「隠れ優良企業」が多いということです。優良企業とは、離職率が低く働きやすい環境で、財務的にも将来性がある企業のこと。福利厚生が整っていたり平均年収が高かったりと、何らかの充実した要素があるということです。

BtoB企業への就職のメリット・デメリット

BtoBに優良企業が多いといってもイメージしにくいかもしれないので、BtoB企業へ就職するメリットとデメリットを比較しながら理解を深めていきましょう。

BtoB企業へ就職するメリット

・売り上げが安定している
完成品ではなく素材や部品を扱うBtoB企業は顧客が法人企業となるので、BtoC企業より売り上げが安定しています。取引額が高額で長期的に受注が繰り返されるケースも多いので、就職しても安心です。

・顧客の要望がわかりやすい
一般消費者と比べて、顧客となる法人企業の要望がはっきりしています。つまり、顧客のニーズがわかりやすく、仕事が進めやすいということです。

・日本のモノづくりを支えている
日本のモノづくりを支え、世界のメーカーを相手にビジネスを展開。グローバルに活躍できるでしょう。

・世界に誇れる技術がある
扱うものは、世界最高峰の技術力。日本国内はもちろん、世界に誇れるレベルです。

BtoB企業へ就職するデメリット

・知名度が低い
すでに述べたようにBtoB企業は法人企業が顧客であるため、一般にあまり知られていません。ただし、各業界の人の間では、知名度は決して低くないでしょう。ただ単に、一般消費者に知られていないだけです。その企業がなければモノづくりが成立しないというBtoB企業も多いので、知名度はあまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。

・地味な印象
知名度が低いため、地味な印象を持たれやすいです。BtoC企業のように、華やかに広告宣伝されないからでしょう。初めて会う相手に「どんな仕事をしてるの?」「どこで働いてるの?」と聞かれた時に説明しづらいというのもあるかもしれません。

BtoB企業はどうやって見つける?

BtoB企業についての知識は深まってきましたが、実際にはどうやって見つければいいのでしょうか?

モノづくりの業界研究から

BtoB企業は素材や部品等を扱っているので、見つけるには「モノづくり」をしている業界研究から始めるといいでしょう。その際、関心のある業界だけでなく、知らない業界も研究すると選択肢が広がります。就活用の「業界地図」や「四季報」を活用して、BtoB企業を探すのもひとつの方法です。「業界地図」は業界のことを理解できるうえ、各企業の業界内での立ち位置も確認できるので便利です。「素材」などの項目からBtoB企業を見つけられます。「四季報」では、「採用実績校」でOB・OGの有無も確認しましょう。

また、大学のキャリアセンターで配布する「モノづくり図鑑MONO」を活用するのも有効。文系版と理系版があります。

BtoB業界の例

BtoBにはどのような業界があるのか、一部例をご紹介しておきます。

・メーカー(化学、電機、機械、自動車部品、鉄鋼、半導体、産業用ガス、ポンプ、電子機器、医療機器、薬品、食品など)
・プラントエンジニアリング
・建設業
・総合/専門商社
・情報通信業など

BtoB企業の仕事内容を深めるにはインターンシップが有効

インターンシップも知名度が高いBtoC企業に学生が集まりがちです。市場規模が大きく応募が少ないBtoB企業は受かりやすいうえ、内定に直結する可能性もあります。BtoB企業が見つかったら、インターンを活用して理解をより深めていきましょう。

BtoB企業研究で将来性を見極めるコツ

最後に、BtoB企業の将来性を見極めるコツをご紹介します。

中小企業にも目を向ける

大企業だけが優良なわけではないので、興味のある分野であれば、中小企業にも目を向けましょう。また、老舗企業が閉鎖的とも限りません。勝手な思い込みは捨てて、少しでも興味があれば応募を検討してみましょう。

「就職四季報」を活用

「就職四季報」は企業の情報が詳しく掲載されているので、将来性を見極めるのに役立ちます。見極めポイントは、収益力があるか、財務状況はどうか、福利厚生は充実しているかなど。もちろん、3年離職率、有給消化率、平均勤続年数、残業時間もチェックしましょう。

自分の適性ややりたいことをベースに企業を絞り込む

企業の将来性も重要ですが、自分の適性ややりたいことに合致していなければ長続きはしません。自分の適正を見極めること、社風や企業理念が自分にあっているかなども重要です。自分の適性ややりたいことをベースに企業を絞り込むようにしましょう。

実は狙い目!自分に合ったBtoB企業を見つけよう

就活生がBtoC企業に集まる早い段階にBtoB企業に狙いを定めれば、就活を有利に進めやすくなります。そのためには夏インターンが始まるまでにBtoB企業を見つけ、いくつかインターンに参加するのが効果的です。日頃から身の回りにあるひとつひとつの商品が「どのように作られているのか」「素材は何か」を気にかけると、BtoB企業を見つけやすくなるかもしれませんね。

参考

[1]経済産業省 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 報告書
[2]https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf
[3]2020.3.2

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著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。