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【新卒】転職・独立を前提とした就活はアリ?それともナシ?

転職や独立を前提にした就活は、採用選考でプラスになるのでしょうか?ここでは、転職や独立を前提にした就活がアリなのか、また採用選考で転職や独立を前提にしていることを伝えるべきかどうかについて考察していきます。

もはや転職前提は当たり前!?

終身雇用が当たり前ではなくなった今、新卒入社して数年後に転職・独立するのは珍しい話ではありません。実際には、どれくらいの人が離職しているのでしょうか。

3年後の離職率は高い

厚生労働省が発表した「新規大卒就職者の事業所規模別就職3年以内の離職率の推移」から、2016年卒の離職率を見ていきましょう。
<3年以内の離職率>
規模計(全体の平均):32.0%
5人未満:57.7%
5~29人:49.7%
30~99人:39.2%
100~499人:32.2%
500~999人:29.6%
1,000人以上:25.0%

割合が一番低い事業所規模1,000以上でも4人に1人が3年以内に離職し、規模が小さくなればなるほど離職率は上がっています。5人未満の事業所では3年以内に半数以上の人が離職。全体でも3人に1人が離職しています。この割合は、過去10年以上同じような傾向を示しており、2016年卒だけが特別に離職率が高いわけではありません。

給料が安い、労働時間が長い、仕事上のストレスが大きい、企業の将来性に期待が持てないなど、離職の理由は多岐にわたりますが、キャリアアップするために離職した人もいるでしょう。また、内定ばかりを重視したために、採用段階でのミスマッチを防げなかった可能性もあります。

入社した全ての人が転職を前提としているようなもの

上記で示した通り、転職を前提にしているかどうかに関わらず、3年以内に離職する人が多いことがわかります。つまり、入社した全ての人が転職を前提としているようなもの。もはや「新卒入社した企業に生涯を捧げる」という人はほとんどいないということです。不況が長く続いていることを考えれば、当然の成り行きなのかもしれません。このような時代の流れを考慮すると、自分のキャリア設計を第一に考えて、転職前提で就活するのも「アリ」なのではないでしょうか。

参考:
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」
https://www.mhlw.go.jp/content/11652000/000557454.pdf

出典:写真AC

転職・独立を前提とした就活の方が成功する!?