【気になるあの企業の年収】ANAの新卒初任給と年収推移をご紹介

就職活動をしていれば、誰もが気になる企業の年収。就職情報の初任給からある程度の推移は想像できますが、企業により上がり幅は異なります。今回は、人気企業のひとつであるANA(全日空)の年収情報を福利厚生とともにご紹介します。

全日本空輸株式会社の初任給

日本国内で約半数のマーケットシェアを誇る全日本空輸株式会社は、国内線52都市、国際線44都市を結ぶ日本の航空会社。母体となるANAホールディングスグループの航空運送事業の中心として、航空機の運航を担うフルサービスキャリアです。また、世界で一番早くボーイング787型機を導入するなど、世界の航空業界のリーダー的存在と言えるでしょう。さらに、女性の活躍を推進する企業で、女性管理職の比率が14.6%と高いのが特徴です。

では早速、ANAの初任給を見ていきましょう。

グローバルスタッフ職
・院卒 月額226,459円 予測年収3,328,947円
・大卒 月額218,557円 予測年収3,212,788円

パイロット職
・院卒 月額227,346円 予測年収 3,341,986円
・大卒 月額219,444円 予測年収 3,225,827円

客室常務職
・院卒 月額188,221円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり) 予測年収2,766,849円
・大卒 月額180,319円(職務調整手当30,000円を含む、別途諸手当あり) 予測年収2,650,689円

※月給はANAの採用ホームページを参照
※年収は月額基本給12ヵ月分、ボーナス(ANAはボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、運輸・通信業の非管理職平均冬季2.7ヵ月分)を内訳とする
※残業代、各種手当(住宅手当、通勤手当等)は計算外とする

新卒1年目の予測年収は、院卒パイロット職が334万円、院卒グローバルスタッフ332万円、大卒パイロット職322万円と続きます。客室乗務員は院卒276万円、大卒265万円、短大・高専・専門卒253万円となりました。1年目の場合、夏のボーナス査定期間内に在籍していないため、ボーナス支給は1回のみとして算出しています。

▽ANAの採用情報についてチェック!
ANAホールディングスの新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)

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ANAの予測年収【20代】

次いで、入社数年後の年収の推移を見ていきましょう。個人の能力や勤務状態、企業の業績などにより差はありますが、公式な平均年収をもとに算出した予測年収をご紹介します。

◎24歳
・予測月給22.6万円、予測年収393.2万円
※残業代、各種手当(通勤・住宅等)は計算外

◎27歳
・予測月給26.3万円、予測年収457.6万円
※残業代、各種手当(通勤・住宅等)は計算外

※この年収は職種別ではなく、全体の平均から算出
※24歳の月額給与は学士卒3年目・修士卒初任給が同等と仮定し、公開初任給より算出
※年収の内訳は月額給与12ヵ月分とボーナス(ANAはボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、運輸・通信業の非管理職平均2.7ヵ月分×2=5.4ヵ月)とする
※27歳の月額給与・年収は企業全体の平均年齢45.5歳/年収776.6万円『第69期有価証券報告書』を厚生労働省『平成30年賃金構造基本統計調査』の運輸・通信業の年齢別賃金平均(男性)と掛け合わせて、年齢別年収を独自算出
※独自算出の計算式
・(平均年収776.6万円)÷(17.4ヵ月)=45.5歳時の想定月額給与44.6万円
・((45-49歳大手平均月額給与46.0万円 -40-44歳大手平均月額給与40.8万円)÷5)=45-49歳の年齢別昇給を年1.0万円とし、45歳の想定月額給与を44.1万円と想定、47歳時の大手平均月額給与を46.0万円とし、45歳時の大手想定月額給与を44.0万円とする
・(44.1万円)÷(45歳時の大手平均月額給与44.0万円)=ANAの年収は大手平均の1.0倍と仮定する
・(25-29歳の大手平均月額給与26.3万円)×1.0=27歳時の想定月額給与26.3万円
・(27歳時想定月額給与26.3万円)×17.4ヵ月=27歳時の予測年収457.6万円

全日空はボーナス平均支給額を公開していないため、運輸・通信業の非管理職の平均で算出しています。そのため、多少の差が生じるかもしれません。また、一般的にパイロット職は昇給率が高いため、職種による差異も生じる可能性があります。さらに、客室乗務員は初任給が低いため、予測を下回るかもしれません。

ANA の予測年収【30代~】

では、中堅となる30代以降の年収の変化をいくつかのパターンで見ていきましょう。当然のことながら予測年収はあくまでも予測となるので、能力や勤務態度、企業の業績などにより差が生じることもあります。また、この年齢になると役職につく人も増えるため、同じ年代でも役職があるかどうかで年収の開きが大きくなります。あくまで目安として参考にしてみてください。

◎30歳
・予測月給29.7万円、予測年収516.7万円
※残業代、各種手当(通勤・住宅等)は計算外

◎35歳
・予測月給34.8万円、予測年収605.5万円
※残業代、各種手当(通勤・住宅等)は計算外

◎45歳
・予測月給44.1万円、予測年収767.3万円
※残業代、各種手当(通勤・住宅等)は計算外

※年収の内訳は月額給与12ヵ月分とボーナス(ANAはボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、運輸・通信業の非管理職平均2.7ヵ月分×2=5.4ヵ月)とする
※30・35・45歳の月額給与・年収は企業全体の平均年齢45.5歳/年収776.6万円『第69期有価証券報告書』を厚生労働省『平成30年賃金構造基本統計調査』の運輸・通信業の年齢別賃金平均(男性)と掛け合わせて、年齢別年収を独自算出
※独自算出の計算式
・(平均年収776.6万円)÷(17.4ヵ月)=45.5歳時の想定月額給与44.6万円
・((45-49歳大手平均月額給与46.0万円 -40-44歳大手平均月額給与40.8万円)÷5)=45-49歳の年齢別昇給を年1.0万円、45歳の想定月額給与を44.1万円と想定、47歳時の大手平均月額給与を46.0万円とし、45歳時の大手想定月額給与を44.0万円とする
・(44.1万円)÷(45歳時の大手平均月額給与44.0万円)=ANAの年収は大手平均の1.0倍と仮定する
・((30-34歳大手平均月額給与31.9万円 -25-29歳大手平均月額給与26.3万円)÷5)=30-34歳の年齢別昇給を年1.1万円、32歳時の大手平均月額給与を31.9万円とし、30歳時の大手想定月額給与を29.7万円とする
・(25-29歳の大手平均月額給与26.3万円)×1.0=27歳時の想定月額給与26.3万円
・(30-34歳の大手平均月額給与31.9万円)×1.0=32歳時の想定月額給与31.9万円
・(30歳時想定月額給与29.7万円)×17.4ヵ月=30歳時の予測年収516.7万円
・(35歳時想定月額給与34.8万円)×17.4ヵ月=35歳時の予測年収605.5万円

35歳の予想年収も30歳と同様の計算式で算出しました。上記の予測年収は各種役職を総合して出した平均値となるため、能力差等で実際の支給額には増減があると考えられます。

ANAの魅力的な福利厚生や制度

続いて、年収とともにチェックしておきたい全日本空輸の魅力的な福利厚や制度についてご紹介します。家族手当、住宅手当などに加え、女性活躍推進の取り組みや社員を支援する制度も充実しているのが特徴です。

グループでの取り組み

集合研修に加え、選抜型研修「ANAグループビジネススクール」では、自身の強みや感性を再確認しながら視野を広げ、組織のリーダーを育成します。また、社員同士が階層に必要なスキルを習得してネットワーキングを構築する「ANAグループ中堅社員研修・新任管理職研修」キャリアアップ。また、国内外の部署への「ANAグループ人財公募制度」でグローバル対応強化も可能です。

活躍支援(成長支援)制度

グローバルなフィールドで自らの成長に挑戦できる「海外実務研修員公募制度」や、グローバルな場で必要なビジネススキルや異文化理解が深められる「グローバルスキルアップトレーニング」で国際感覚をアップ。また、海外事業の「次世代リーダーの育成」 と国内事業「内なるグローバル化」を目指す「グローバルチャレンジ留学制度」など、様々な方面から活躍を支援します。

女性活躍推進

部門・役職などの枠を超えたグループ内の女性管理職同士のネットワーキングを推進する「ANA-WINDS」の設立や、国連グローバル・コンパクトと UN Women が推進する「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名するなど女性活躍推進を強化。また、2020年度末までの目標として、女性役員2名以上登用、女性管理職率15%、総合職事務・客室乗務職における女性管理職率30%を掲げています。

育児支援

妊娠時短、育児・看護休暇、育児日、妊娠通院休暇、パパママ出産・育児休暇、ベビーシッター、保育施設利用時の費用補助など。

介護支援

介護休暇、短時間勤務制度、短日数勤務制度など。

働き方改革

フレックス勤務制度、テレワーク制度、半日有給休暇、ノー残業デー実施、有給休暇の取得目標設定など。

グローバルに事業を展開する全日空では、人種・年齢・性別・価値観などの違いを超えた「多様性」を重視するだけでなく、その環境整備にも取り組んでいます。

参照元:(2019年10月9日時点)
https://www.ana.co.jp/group/csr/human_resources/promotion_diversity/

航空業界全体の動向とANAの将来性は?

近年の動向

業界動向によると、航空業界の規模は2010年以降、増加傾向です。その背景には、アジアの経済成長による航空需要の高まり、訪日外国人旅行者の増加、羽田空港新国際旅客ターミナルのオープン、米国の景気回復などがあります。そのため日本の航空需要は安定しており、国内線・国際線ともに増加傾向です。また、政府が訪日外国人旅行者の増加を目指していることも、航空業界にとっては有利と言えるでしょう。

課題

今後さらに訪日外国人旅行者の増加が見込まれるため、国際線ではコードシェアやマイレージ提携などの競争が激化することが予想されます。国内線ではLCCを中心に競争が激化。すでに価格競争が起こっていますが、今後も同様の傾向が続くでしょう。

ANAの独自性&将来性

全日本空輸の独自性は、2013年4月に持株会社(ホールディングス)に移行したことです。持株会社は子会社の経営や管理に、子会社は各事業の業務に専念できるうえ、傘下の会社は他社に買収される心配がありません。つまり、グループ全体で利益を追求できるため、経営が安定しやすいということです。

航空業界は今後さらに成長が見込めるため、全日空の将来性にも期待できるでしょう。ただし、業績次第でボーナスを中心とした給与の変動が起こる可能性もあります。

参照元: (2019年10月9日時点)
https://www.ana.co.jp/group/investors/ 

ANAの予測年収を企業選びの検討材料に

ANAの予測年収は大手平均とほぼ同等でしたが、魅力的な支援や制度が整っているため、平均以上の待遇といえるでしょう。また、女性活躍推進や個人の活躍支援が充実している点では、キャリアプランやライフプランが立てやすい環境と言えます。予測年収を参考に、志望企業を検討してみてはいかがでしょうか。

参考

[1] ANAグループの事業 | 企業情報 | ANAグループ企業情報
[2]https://www.ana.co.jp/group/about-us/by-the-numbers/
[3]2019.10.9

[1] 募集要項|グローバルスタッフ職(事務)|ANA 新卒採用情報2020
[2]https://www.ana.co.jp/group/recruit/ana-recruit/newgrads/jimu/employment.html
[3] 2019.10.9

[1] 募集要項|運航乗務職(自社養成パイロット)|ANA 新卒採用情報2020
[2]https://www.ana.co.jp/group/recruit/ana-recruit/newgrads/pilot/employment.html
[3] 2019.10.9

[1] 募集要項|客室乗務職|ANA 新卒採用情報2020
[2]https://www.ana.co.jp/group/recruit/ana-recruit/newgrads/ca/employment.html
[3] 2019.10.9

[1]有価証券報告書 ANA
[2]https://ssl4.eir-parts.net/doc/9202/ir_material_for_fiscal_ym9/67319/00.pdf
[3] 2019.10.9

[1]日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』
[2]https://www.keidanren.or.jp/policy/2019/030.pdf
[3] 2019.10.9

[1]厚生労働省『平成30年 賃金構造基本統計調査』 産業別
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/05.pdf
[3] 2019.10.9

[1] ダイバーシティ&インクルージョンの推進 | CSR | ANAグループ企業情報
[2]https://www.ana.co.jp/group/investors/
[3] 2019.10.9

関連リンク

ANAホールディングスの新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)
全日本空輸(客室乗務職)の新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)
ANAエアポートサービスの新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。