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ハイクラスな年収が魅力!キーエンスの初任給と年収推移をご紹介

高収入企業として名を馳せるキーエンス。制御・計測機器の製造販売というBtoB企業ながら、学生の知名度も高く、就職先として意識している方も多いでしょう。この記事では、キーエンスの新卒初任給や年収予測をご紹介します。

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株式会社キーエンスの新卒初任給はどれくらい?

各種工場などで生産工程の自動化を図るために、従来人の目で行っていた不良品検査やロボット制御の位置決めといった工程を行うセンサーや、計測・制御機器を開発・製造・販売している株式会社キーエンス。世界46ヵ国210拠点で直販体制を敷いています。(2019年9月1日時点)

その高収益体質は以前から有名でしたが、売上・利益ともに右肩成長を続け、2018年度は売上5,871億、営業利益3,179億となり54.1%の営業利益率を記録。開発・営業両部門が一体になった開発体制や、工場を持たないファブレスメーカーである効率性、商品や顧客の幅が広くリスク分散が可能なことがこの利益体質の一因となっています。

参照元(2019年9月1日時点):
https://www.keyence.co.jp/company/outline/securitiesreport.jsp


そんなキーエンスの初任給を採用ホームページから見てみましょう。

キーエンスの初任給

・学部卒 月給20.5万円、予測年収319万円
・修士・博士卒 月給22.5万円 、予測年収351万円

※残業代、各種手当(通勤手当等)は計算外とする
※年収は月額基本給12ヶ月分、ボーナスの3/4(キーエンスはボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、大手企業の非管理職平均4.8ヶ月分と仮定。またキーエンスはボーナスを年4回支給。うち新卒1年目は3回分が支給対象になると仮定)を内訳とする

新卒1年目の予想年収は学部卒319万円、修士・博士卒351万円となりました。ただし、上記はあくまでボーナス支給額が大手企業平均であった場合の予測です。

キーエンスの場合は、ボーナス支給額を非公開としていますが、複数の就職口コミサイト上の記事で、「営業利益の10%を従業員の頭数で割り、等級に応じて還元する」といった情報も存在しているため、更に高くなる可能性があるでしょう。

▽キーエンスの詳しい採用情報はこちらからチェック!
キーエンスの新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)

ハイクラスな年収が魅力!キーエンスの初任給と年収推移をご紹介 出典:fotolia

キーエンスの予測年収【20代】

入社後数年が経つと年収はどれほど上がるのでしょうか。昇給・昇級の有無や、企業全体の財務状況次第ではありますが、就職四季報にて企業が公開している年齢別平均年収をもとに、いくつかのモデル年収をご紹介します。

◎25歳
・予測月給77.3万円、予測年収1298万円
※各種手当(通勤手当等)は計算外

◎27歳
・予測月給92万円、予測年収1545万円
※各種手当(通勤手当等)は計算外

※年収の内訳は月額給与12ヵ月分とボーナス(キーエンスはボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、大手企業の非管理職平均4.8ヵ月分)とする
※25歳、27歳の月額給与・年収は企業全体の平均年齢35歳/年収2110万円『50期 有価証券報告書 2019年3月公開』を厚生労働省『平成30年 賃金構造基本統計調査』の大手企業の年齢別賃金平均と掛け合わせて、年齢別年収を独自算出
※独自算出の計算式
・(平均年収2110万円)÷(16.8ヵ月)=35歳時の想定月額給与125万円
・((35-39歳大手平均月額給与36.6万円 -30-34歳大手平均月額給与31.9万円)÷5)=40-44歳の年齢別昇給を年0.9万円、37歳時の大手平均月額給与を36.6万円とし、35歳時の大手想定月額給与を34.8万円とする
・(125万円)÷(35歳時の大手平均月額給与34.8万円)=キーエンスの年収は大手平均の3.5倍と仮定する
・(20-24歳の大手平均月額給与22.1万円)×3.5=22歳時の想定月額給与77.3万円
・(25-29歳の大手平均月額給与26.3万円)×3.5=27歳時の想定月額給与92万円
・(92-77.3)÷5=22~27歳時の1歳刻みの昇給額を2.9万円と仮定し、25歳時の月額給与を86.2万円と想定


また、初任給と同じく、20代年収もボーナス支給額が公開されていないため、予測値が大きくなっています。ボーナスに関する上記の情報が正しい場合、年収に占めるボーナスの割合が大きく変動するため、予測月給は下がり、その分ボーナス時の支給額が増えると考えられます。

キーエンスの予測年収【30代~】

では、30代以降になるとキーエンスでの給与はいくらが期待できるのでしょうか。昇給・昇級の有無に加え、キーエンスの場合は年収に占めるボーナス支給の割合が多いとみられ、企業全体の財務状況次第で給与が左右される可能性がありますが、いくつかのモデル年収をご紹介します。

◎30歳
・予測月給77.3万円、予測年収1298万円
※各種手当(通勤手当等)は計算外

◎35歳
・予測月給125万円、予測年収2110万円
※各種手当(通勤手当等)は計算外

※年収の内訳は月額給与12ヵ月分とボーナス(キーエンスはボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、大手企業の非管理職平均4.8ヵ月分)とする
※35歳の年収は企業全体の平均年齢35歳/年収2110万円『50期 有価証券報告書 2019年3月公開』より仮定
※32歳の月額給与・年収は企業全体の平均年齢35歳/年収2110万円『50期 有価証券報告書 2019年3月公開』を厚生労働省『平成30年 賃金構造基本統計調査』の大手企業の年齢別賃金平均と掛け合わせて、年齢別年収を独自算出
※独自算出の計算式
・(平均年収2110万円)÷(16.8ヵ月)=35歳時の想定月額給与125万円
・((35-39歳大手平均月額給与36.6万円 -30-34歳大手平均月額給与31.9万円)÷5)=40-44歳の年齢別昇給を年0.9万円、37歳時の大手平均月額給与を36.6万円とし、35歳時の大手想定月額給与を34.8万円とする
・(125万円)÷(35歳時の大手平均月額給与34.8万円)=キーエンスの年収は大手平均の3.5倍と仮定する
・(30-34歳の大手平均月額給与31.9万円)×3.5=32歳時の想定月額給与111万円と仮定


また、30代年収もボーナス支給額が公開されていないため、予測値が大きくなっています。
キーエンスの場合、全体の平均年収が2110万円とかなり高額になっています。そのため、予測の計算式では計り知れないのが実情ですが、概ね30歳時点での年収は1000万を越える可能性が高いでしょう。

キーエンスの魅力的な福利厚生や制度

年収の高さについて語られることが多いキーエンス。それ以外の待遇や制度はどのようになっているのでしょうか。特徴的なものをご紹介します。

住宅関連手当:借上住宅、地域住宅補助

キーエンスではオンとオフを明確に切り分けるため、寮や社宅ではなく一般の物件を会社契約にする借上社宅制度を導入。
また、家庭を持ち世帯主となっている社員には、各地域ごとに地域住宅補助を支給しています。

休暇関連制度:年次有給休暇、GW・夏季・冬季休暇など

激務の印象があるキーエンスですが、長期休暇はGW・夏季・冬季の3回ともに9連休となっています。2018年度の実績では、年間休日126日を確保しており、休むときはしっかり休んでいるようです。
また、21:30以降の残業や接待は禁止されており、長時間労働を避ける仕組みづくりがなされています。

その他の補助

社員持株会、慶弔金(結婚・出産祝い金など)、退職金(確定拠出年金など)、キーエンスグループ健康保険組合(人間ドック補助など)、自己啓発支援(語学レッスン受講など)などがあります。

年収アップのポイントは?キーエンスで評価される人材像とは

1人ひとりの社員が多大な成果を上げ、企業全体の増収増益が続いているキーエンス。業績を上げ、社員の給与も上がるという好循環を果たす企業ですので、社員に期待されるパフォーマンスも高いでしょう。

では、キーエンスで活躍できる人物とはどのようなものでしょうか?
キーエンスでは、新卒採用に際してこのようなメッセージを掲載しています。

最小の資本と人で最大の付加価値をあげる、今まで世の中になかった価値を生み出すことで、世界中の“ものづくり”を支える、自分を「深く」知り、企業を「広く」知った上で、就職を「本質的」に見極める。

引用:https://www.keyence-jobs.jp/message/


2018年度の会計報告では、海外の一部の地域や米国の通商問題などで弱さが見られたものの、全世界では海外販売体制を強化し安定成長となりました。市場の幅広さ、扱う商品の幅広さという死角の少なさがキーエンスの強みですが、これは常に新しい海外市場や製品領域に挑戦していることでもあります。

近年は超高輝度マルチカラー光源を採用した測定機器や、カメラ内蔵センサーの研究開発なども進めています。常に世界中にアンテナを向け、より求められる製品を模索すること、PDCAサイクルを回し能動的に成果を探求する力が必要とされているでしょう。

キーエンスの予測年収を企業選びの検討材料に

平均年収2000万を越える、国内有数の高収入企業・キーエンス。しかし、高収入であるということは社員が上げるべき成果にも高いものが要求されます。大きなミッションに果敢に取り組み、しっかり稼ぎたいという人には適した職場です。仕事内容や先輩社員の話をよく聞き、自分に適性があるか検討してみましょう。

参考

[1]IR情報 | キーエンス
[2]https://www.keyence.co.jp/company/outline/
[3]2019.09.01

[1]新卒採用情報│キーエンス
[2]https://www.keyence-jobs.jp/
[3]2019.09.01

関連リンク

キーエンスの新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)

おくいはつね

著者:おくいはつね

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。