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年代別でいくら貰える?資生堂の初任給と予測年収

企業選びに欠かせないのが給与や待遇です。しかし、昇給額・ボーナス・手当などは企業によって異なり、実際に将来いくらもらえるのか見えづらいという人も多いでしょう。ここでは資生堂の年収予測や待遇をご紹介します。

資生堂の初任給

トップシェアを誇る化粧品メーカー、資生堂。日本にとどまらず約120の国と地域で事業展開を行い、海外売上比率は5割を超えています。2014年には初めて外部出身者を社長に据え、国内シェア低下などの課題改善に向けて各ブランドの再定義や風土改革を行っています。

そんな資生堂の初任給を見てみましょう。

参照元(2019年7月時点):

https://www.shiseidogroup.jp/company/glance/
https://www.shiseidogroup.jp/report/data/highlights.html

資生堂の初任給

・学部卒 予測月給21.5万円、予測年収309万円
・修士卒 予測月給23.5万円、予測年収338万円
・博士卒 予測月給26.5万円、予測年収381万円

※年収は月額基本給12ヵ月分、ボーナスの半額(資生堂はボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、大手企業の非管理職平均4.8ヵ月分)を内訳とする
※月給は2016年実績(リクナビ2020掲載)を参照。残業代、各種手当(住宅手当、営業手当、通勤手当等)は計算外とする。ただし地域手当(地域により0〜9,000円だが東京23区居住と仮定し9,000円)は加算

新卒1年目の予想年収は学部卒309万円、修士卒338万円、博士卒381万円となりました。1年目の場合、一般的には夏のボーナス査定期間内に在籍していないため、ボーナス支給は冬の1回のみとして算出した数字になっています。

ただし、採用ホームページ上では17年4月入社新入社員の18年1~12月の実績年収は学部卒421万円、修士卒465万円、博士卒523万円と表記されています。1年目の10ヵ月目から、2年目の9ヵ月目までを合算した年収となりますが、予測年収より金額が大幅に上がっています。理由としては、営業手当などそのほかの手当が合算されていること、また実際のボーナス支給額が大手企業の平均額より高額だったのではないかと予想されます。
実際、2018年の資生堂はインバウンド需要をとらえ売上1兆円という大きな目標を達成。ボーナス支給額も伸びたと考えられます。

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資生堂の新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)

出典:fotolia

資生堂の予測年収【20代】

では、入社数年後になると年収はどう変化するのでしょうか。個人の成果や残業状況、会社全体の業績によっても異なりますが、資生堂の公開データをもとに、いくつかのモデル年収をご紹介します。

◎25歳
・予測月給23.3万円、予測年収391万円
※残業代、各種手当(営業手当、通勤手当等)は計算外

◎27歳
・予測月給24.7万円、予測年収414万円
※残業代、各種手当(通勤手当等)は計算外

◎29歳
・予測月給26.1万円、予測年収438万円
※残業代、各種手当(通勤手当等)は計算外

※年収は月額給与12ヵ月分(25歳平均給与23.3万円、30歳平均給与26.8万円『就職四季報・総合版 2020年版』より1歳刻みの年齢別月給想定を算出)、ボーナス( 資生堂はボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、大手企業の非管理職平均4.8ヵ月分)を内訳とする

実際は上記に加え、時間外手当や通勤手当が支給されます。また、資生堂の場合総合職よりやや低く設定されている美容部員の給与も平均年収に合算されているため、総合職の給与はもう少し高い可能性もあるでしょう。

また、20代後半になると、主任など役職に就く人も増えてきます。上記の29歳研究技術部門主任の例は、役職の有無を問わずあくまで年齢均等割で算出した数値になりますので、実際はもう少し月額給与が高い可能性もあるでしょう。

資生堂の予測年収【30代以降】

続いて、中堅社員となる30代以降はどうでしょうか。この年代になると、主任や課長など役職に就く社員が増えてきます。ボーナスも個人の成果に応じて増減されるため、年収幅も大きくなるでしょう。企業の公開データはあくまで年齢別の平均値であること、また資生堂の場合ボーナスが非公開となっているため、誤差もあると思われますが、いくつかのモデル想定年収をご紹介します。

◎31歳
・予測月給27万円、予測年収453万円
※残業代、各種手当(営業手当、通勤手当等)は計算外

◎35歳
・予測月給30.9万円、予測年収519万円
※残業代、各種手当(通勤手当等)は計算外

◎41歳
・予測月給43万円、予測年収723万円
※各種手当(通勤手当等)は計算外

※年収は月額給与12ヵ月分(30歳平均給与26.8万円、35歳平均給与30.9万円、41歳平均年収723万『就職四季報・総合版 2020年版』より1歳刻みの年齢別月給想定を算出)、ボーナス( 資生堂はボーナス平均支給額非公開のため、日本経済団体連合会『2018年夏季・冬季 賞与・一時金調査結果』より、大手企業の非管理職平均4.8ヵ月分)を内訳とする

資生堂の魅力的な福利厚生や制度

年収以外にも、押さえておきたいのが暮らしを左右する福利厚生です。資生堂の福利厚生や制度を一部ご紹介します。

住宅関連費:独身寮、住宅手当、住宅財形制度

総合職全国コースでは、自宅から通勤できない場合、独身寮や独身寮扱いの借り上げマンションへ入居可能です。家賃は毎月の固定費の中でも大きな金額を占めるため、 この出費を抑えられれば暮らしがより豊かになるでしょう。

休暇関連制度

有給休暇、慶弔時などの特別休暇に加え、勤続年数に応じて取得できるリフレッシュ休暇や、連続休暇や育児・介護の休業、短時間勤務制度があります。

また、資生堂は「働き方改革」も積極的で、2016年1月より在宅勤務制度を推進。自宅でも仕事ができる環境とシステムを準備し「いつでも・どこでも働ける」仕組みを作っています。
さらに化粧品メーカーならではのこだわりが、オンライン会議での自動メークアプリ「TeleBeauty(テレビューティー)」。在宅勤務時、PC上でお互いの顔が映るオンライン会議のためだけにメークをするのが面倒だという社員に対し、会議画面に顔を映すと画面上で顔色補正やメークをしてくれる機能です。顔以外をぼかすことでラフな服装でも参加できるなど、在宅勤務ならではの気になる部分をケアしています。

資生堂ではどのような人材が評価されるか

「美しさを通じて、世界中の人々を幸せにする」をモットーとする資生堂。文化や商習慣の異なる海外市場への挑戦や、国内シェアの低下、利益率の低さといった課題の解決に向け、社員全員に高い挑戦心が求められます。

資生堂グループ社員のグローバル共通の行動指針として制定された「TRUST 8」では、このように社員の心構えが語られています。

THINK BIG
広い視野から、大局を捉えて、物事を考えよう
クリエイティビティを発揮して、新しい価値を作り出そう

TAKE RISKS
リスクを恐れず挑戦しよう
Try & Error & Tryを実践しよう

HANDS ON
現場にある真実を理解し、意思決定しよう
自らが動き、汗をかき、手を動かそう

COLLABORATE
組織の壁を取り払おう
1人ひとりの異なる強みを活かし、協力し合おう

BE OPEN
本音を語ろう
“バッドニュース”も安心して共有できるチームになろう

ACT WITH INTEGRITY
いかなる時も、
誠実で謙虚な心構えで行動しよう

BE ACCOUNTABLE
目標達成にコミットしよう
最後まで責任を持ち、やりきろう

APPLAUD SUCCESS
仲間の成功を喜び、
皆でたたえ合うカルチャーを作ろう

引用:https://www.shiseidogroup.jp/saiyo/talent/(2019.07.24)

世界という大きなフィールドで自分を試してみたい人には向いているのではないでしょうか。

資生堂の予測年収を志望企業の検討材料に

売上1兆円の達成や、日本市場のシェア奪還など好調な資生堂。ボーナス支給額は非公開ながら、その業績が反映されていると言えるでしょう。日本の大手企業は年功序列から、徐々に成果主義に移行しています。未来を見据えて力のある企業が、安定して稼げる企業です。ぜひ給与面も参考にして企業選びをしてみましょう。

参考

[1]TOKYO働き方改革宣言企業 │東京都産業労働局
[2]https://hatarakikata.metro.tokyo.jp/shiseido/
[3]2019.07.24

[1]募集要項|資生堂
[2]https://www.shiseidogroup.jp/saiyo/work/
[3]2019.07.24

関連リンク

資生堂の新卒採用・就活情報 - みん就(みんなの就職活動日記)

おくいはつね

著者:おくいはつね

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。