いつ行動に移すべき?転職に向いている時期やタイミングとは

「転職は時期とタイミングが重要と聞いたけれど、具体的なことを知りたい」
そんな方のために、ここでは「転職するのに有利な時期」「転職者にとってどんなタイミングで転職するのがベストか」について解説します。

転職活動に向いている時期はある?

一般的に企業の新規採用が増加するのは、4月入社に合わせた雇用を行う4月と、下半期スタートの10月入社に合わせた8月〜9月といわれています。求人数が増加する時期は、転職希望者数も大幅に増加するため、採用の競争率は高くなります。
一方で、入社直後の4月〜5月・10月~11月は求人数は減るようです。ただし、業績好調により求人意欲が継続して高い企業や、急な欠員が出た企業などは時期に関わらず採用を行いますし、賞与支給直後の12月~1月・7月~8月の時期も退職者が増えるため、転職者にとっては狙い目の時期といえるでしょう。

ベンチャー・中小企業の優良求人は狙い目

前段でお伝えした傾向は大企業に多く、ベンチャーのスタートアップ時の募集や突発的な求人が発生しやすい中小企業などは、時期に関わらず採用を行うことが多くなっています。特にベンチャー企業の場合、企業の成長フェーズによって求人ニーズが変動するため、全体的な傾向は当てはまらないといえるでしょう。また、中小企業の場合、人員不足や業務拡大などによる即戦力・即入社としてのニーズが突発的に発生することが多いため、時期にこだわり過ぎないことがポイントかもしれません。

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転職活動に向いているタイミングとは?勤続年数編

次に勤続年数ごとの転職タイミングを考えてみたいと思います。

入社3年未満での転職は避けたい

社会人経験3年未満の転職者は基本的に即戦力とは見なされず、ポテンシャルに期待した第2新卒の扱いでの採用が中心となるでしょう。また、勤続年数がまだ短いため、「再び早期退職してしまうのではないか」という懸念を持たれやすくなります。そのため最低3年以上の経験が望ましいでしょう。

売り手市場の今なら入社3年未満での転職もあり?

ただし、ここ数年大卒者の新卒採用は売り手市場が続いています。近年、新卒・第二新卒を一つの枠組みで採用する企業が増えており、現在の市場的には入社3年未満での転職も悪くないといえるのではないでしょうか。

ちなみに、新卒採用が予定数に達していない企業の場合、「経験は浅いほどよい」とすることがあります。それは経験が長くなるほど企業文化や企業哲学に染まっていくため、育成しにくいというデメリットが生じるからです。ポテンシャルを重視し、ゼロから人材育成を行うには経験の浅い人ほど扱いやすいという見方もできるので、エントリーする企業の採用状況を見極めることが大切と言えます。

転職活動に向いているタイミングとは?年齢別傾向

次に年齢別の傾向について考えてみます。

・20代前半での転職
第二新卒扱いが中心となるので、異業種・異職種への未経験からのチャレンジがしやすい。
・20代後半での転職
この場合は即戦力を期待しての採用となるため、一定以上の実務経験はもちろん、管理職候補としてのマネジメント経験・スキルがあったほうがベター。
・30代前半での転職
中堅クラス扱いで、即戦力としての採用が中心。プロジェクトリーダー・主任・係長クラスでのマネジメント経験がないと評価は下がる傾向。
・30代後半での転職
求人のほとんどはマネジャークラスの管理職となるので、管理職経験は必須。また異業種・異職種への転職の場合、経験・スキルが十分通用すると納得させられないと厳しい状況になりやすい。
・40代前半での転職
求人数は圧倒的に減る。即戦力の管理職採用となり、転職エージェントを通じた非公開求人がほとんど。
・40代後半での転職
上級管理職・経営幹部の採用となり、一般求人での採用はほぼ無い。

未経験でのチャレンジが可能なのは20代まで

年代別の傾向として特徴的なのは、30代からの転職は専門性・スキル・経験が重要視されるため、未経験からチャレンジするのは難しくなるということ。また年齢が上がるほど採用要件は厳しくなるので、転職時期などは慎重に見極める必要があります。

転職活動に向いているタイミングとは?ライフスタイル編

次にライフスタイル別の転職タイミングを考えてみましょう。

・近々、住宅購入の予定がある場合
ほとんどの方は家を購入する際、住宅ローンを利用することになるかと思いますが、ローン審査には勤続年数が影響します。転職直後にローンを申し込んだ場合、審査が通らない可能性があるため、住宅購入の予定がある場合は転職前に住宅を購入するのが良いでしょう。

・出産・育児と転職のタイミング
女性が転職する際には、出産・育児という女性特有のライフイベントとの兼ね合いが難しくなります。

出産前と出産後のどちらが転職に都合がよいか?

タイミングとしては、「出産の1年以上前に転職し、産休・育休がしやすい環境を整えてからの出産」とするのがよいでしょう。出産を機に退職し、育児がひと段落してからの再就職ではブランク期間が生まれるため転職は難しくなります。

結婚のタイミングにも注意

転職活動と結婚の準備期間が被ってしまうと、転職に集中することが難しくなるため結婚直前の転職は避けるべきでしょう。また、結婚直前の転職だと転職先企業が「妊娠を機に退職してしまうのでは?」という疑念を持ってしまうので要注意。転職の1年前くらいに結婚するのがタイミングとして良いのではないでしょうか。

転職活動の時期やタイミングで気をつけたいこと

次に実際に転職活動をスタートさせるタイミングについて紹介します。

・転職活動は在職中にスタートするのが鉄則
「退職後のほうが転職活動に100%集中できるので、退職してから活動を始めたほうがよい」
そう考える方も少なくないでしょう。しかし、退職後すぐに転職先が決まるとは限りません。ブランク期間が長引くと、応募企業の印象が悪くなりますし、転職者自身も精神的に疲弊してしまいます。さらに、無収入の期間が長くなると経済的に困窮するリスクも高まります。転職活動は在職中に始め、退社即入社を前提にスケジュールを建てましょう。

・精神的・肉体的に辛く、現勤務先をすぐに辞めたい場合は?
在職中に転職活動を行うのが困難な場合は、一旦休職しその期間中に活動することをおすすめします。休職することで、ある程度リラックスした状態で転職活動に臨めるでしょう。

・昇進・昇格を控えている場合
自分自身に付加価値をつけたいと思うのであれば転職は昇進後にしましょう。ただし、昇進後すぐの転職では実務経験を評価されにくいので、昇進後最低1年程度はその役職を経験するのがベストです。

その他転職のタイミングで注意したいポイント

(1)景気動向に注意

好景気時は求人が増え売り手市場に、不景気時は求人が減り買い手市場になります。転職市場がどうなっているかのチェックは忘れずに。

(2)資格は取ってからのほうがよい?

採用要件に有資格者とある場合は転職前に取得しておかなければなりませんが、それ以外の場合は特に必要ないかもしれません。選考の際重視されるのは、実務経験・能力・人物評価であるため、資格はそれほど重要ではないといえるでしょう。

転職活動は時期やタイミングの傾向を知っておこう

転職の成否は、転職時期やタイミングで決まるといっても過言ではありません。経験年数、年齢、ライフイベントなど、人それぞれの事情により転職すべき時期は異なります。自分にとってベストのタイミングを的確に把握し、転職を成功させましょう。

関連リンク

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著者:平野輝樹

フリーランスライター
1989年リクルート入社。情報誌の企画・制作業務に携わる。
2001年フリーランスとして独立。現在は企業向けに人材採用・教育、広報関連のコンサルティング業務と各種メディアでのライティングを行う。
1965年生まれ・52歳 栃木県在住