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【回答例あり】就活での頻出質問!自分の長所と短所のよい答え方とは

就活の面接などでよく質問される「長所」と「短所」。長所はアピールにつながるので答えやすいかもしれませんが、短所はどのように答えればいいのでしょうか?ここでは、回答例を挙げながら長所と短所の答え方を解説します。

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就活で聞かれる自分の長所と短所 質問の意図とは

自分のことを客観的に述べなければならない「長所」と「短所」の質問ですが、そもそも就活で質問する企業の意図とはどのようなことなのでしょう?

質問の意図

自己分析ができているか

就活生の長所と短所を聞くことで、客観的な自己分析ができているかどうかを見極めています。自分の長所がわかっていれば仕事にも役立ち、活躍の場を広げることができます。また、短所をわかっていれば克服する努力ができるうえ、周囲の人にフォローしてもらうこともできるでしょう。

企業の求める人材と一致しているか

当然のことながら、採用担当者は自社の求める人材に一致しているか、あるいは学生の持つ適正と仕事内容が合致しているかを確かめながら面接を進めます。長所と短所を述べさせることで、仕事の現場で活躍するポテンシャルがあるのかをチェックしています。

企業の中で自分の性質をどう生かそうと考えているか

自分の強みを応募企業でどのように生かしていきたいのかアピールするのは効果的です。その性質を現場で活かせるイメージがうまく伝われば、評価は上がるでしょう。

企業の雰囲気と合った人材か

就職後にすぐ馴染めるように、企業の雰囲気にあった人材を見つけるのも採用担当者の仕事です。もちろん、就活生にとっても自分に合った雰囲気なのかをチェックできる機会になるでしょう。

▽世の中の就活生はどんな答えを用意してる?
エントリーシート模試「あなたの長所と短所は?」のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

【回答例あり】就活での頻出質問!自分の長所と短所のよい答え方とは 出典:pixta

就活で聞かれる自分の長所と短所 答え方の基本とは

長所と短所の基本的な答え方

長所と短所を聞かれたときには、端的にわかりやすく話すのが基本です。押さえておきたいポイントは以下の通りです。

・結論から話す
・具体的なエピソードを提示する
・長くならないように要点を絞って伝える

長所にしても短所にしても、上記3つのポイントを守って話すのが賢明です。マニュアル通りの回答にならないように自分なりの表現を使って話し、自分らしさを示すようにしましょう。エピソードを提示するのは、結論を裏付けて説得力を高めるためです。具体的なエピソードが提示できれば、採用担当者に伝わりやすいでしょう。また、要点を絞って話すことも大切です。長々と話してポイントがずれないように注意しましょう。

【例文あり】就活で聞かれる自分の長所の答え方

長所の答え方

就活で長所を聞かれたときには、「結論→具体的なエピソード→どのように企業で生かしていきたいか」の順で答えるのが原則です。自分をアピールできる機会なので、しっかり準備しておきましょう。

例文:意志が強い

私の長所は、「意志が強い」ことです。小学1年生から始めたサッカーは、大学まで続けました。毎年レギュラーを勝ち取ることができたので、人の何倍も練習したことが報われたように感じています。大学1年のときに足を骨折して挫折を味わいましたが、サッカーを辞めようと思ったことは一度もありません。またサッカーをやりたいという思いを強く抱き、厳しいリハビリも乗り越えました。逆境に立たされても一度決めたことはやり通す意志の強さは、御社の営業職で活きると考えています。目標を達成するために何が必要なのかを考えながら、自分の強みを活かしていきたいです。

例文:コミュニケーション能力

私の長所は、「コミュニケーション能力が高い」ことです。子どものころから人と接することを好み、常に大勢の友人や仲間に囲まれて過ごしてきました。ボランティア活動では、初対面の人や片言の日本語しか話せない外国人、小さな子ども、お年寄りなど、さまざまな人に接しています。外国人や小さな子ども、あるいはお年寄りにもわかりやすい言葉で伝えたり、質問に的確に答えたりしたことで信頼を得て、接遇対応を任されるようになりました。これまでの経験で培ったコミュニケーション能力を、御社の販売部門で活かしたいと考えています。

【例文あり】就活で聞かれる自分の短所の答え方

就活で短所を聞かれたときには、「結論→具体的なエピソード→どう解決したか/どう改善するように心がけているか」の順で答えるのが原則です。短所は裏を返せば強みにもなるので、短所を長所に言い換えてアピールするようにしましょう。

例文:心配性

私の短所は、「心配性」なところです。研究中に大きな失敗をした経験から、2重、3重のチェックをしないと、次の作業に進むことができません。しかし、何度も見返したあとに行動するため、ミスは最小限に抑えることができ、この点は長所と言ってもいいかもしれません。ただし、チェックを何度も行うため、ほかの人より時間がかかるという問題もあります。現在は効率よく進められるように、エバーノートなどを使いながらチェック作業と時間を両立させるよう努めています。

例文:マイペース

周りの人によく「マイペース」だと言われます。大学でレポートの提出や試験が近づき、やらなければならないことが山積みになるような忙しいときほど、落ち着くように心がけています。周りの人には、それが「マイペース」に映るのかもしれません。やらなければならないことを重要度により優先順位をつけ、自分なりの計画に沿って取り組むようにしています。これまで特に問題になるようなことはありませんでしたが、今後は周囲にも気を配り、バランスよく行動できるように気をつけたいと思います。

就活で聞かれる自分の長所と短所を答えるときの注意点

最後に、就活で長所と短所を答えるときの注意点をまとめます。

就活で長所と短所を答えるときの注意点

細かすぎるエピソードは不要

具体的なエピソードが細かくなりすぎ、話が複雑になることは避けましょう。わかりやすく端的に話すことが大切です。

自分の損になる話にしない

誰にでも短所はありますが、就活で短所を話す際には、自分の損につながるような話し方は避けるべきです。短所を伝えながらポジティブな印象になるように、克服するためにどんな努力をしているのかもつけ加えましょう。また、短所を長所にすり替えるのもひとつの方法です。

短所を言い放しにしない

短所だけを伝え、解決策をまったく伝えずに終わらせるのはNGです。もちろん、「特に短所はありません」と答えるもの得策ではありません。短所は誰にでもあるものですから、「ない」と答えると「自己分析が甘い」「客観的に物事が見られない」などと受け取られてしまうので注意しましょう。

他人に聞いてもらう

長所と短所の答えを自分であらかじめ用意し、エピソードを知らない人に聞いてもらいましょう。客観的なアドバイスをしてもらい、きちんと整理しておくことをおすすめします。

就活で長所と短所の質問は頻出。あらかじめ準備を万全に挑もう

自分のことは案外わかっていないということもあるので、自己分析だけでなく他己分析も取り入れてみましょう。他人に自分の長所や短所、性格を分析してもらうと、自分では気がつかないことが見えてくるかもしれません。就活で長所と短所は頻出質問なので、客観的に自分を見つめ直し、万全な準備で挑みましょう!

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エントリーシート模試「あなたの長所と短所は?」のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

reisuke

著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。