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【質問例あり】熱意を伝えるチャンス!最終面接でするべき逆質問とは

新卒の就活が順調に進むと最終面接となりますが、「何か質問はありませんか?」と聞かれたとき、どのように逆質問をするのが効果的なのでしょうか。ここでは、最終面接での逆質問で聞きたい内容を質問例とともにご紹介します。

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新卒の最終面接で逆質問をする意義とは?

多くの企業が最終面接で逆質問の時間を設けているのは、そこに何らかの意義があるからです。その意義をしっかり理解することが、効果的な質問につながります。

逆質問は自己PRや熱意を伝える最後のチャンス

最終面接面接官から「何か質問はありませんか?」と聞かれたとき、「特にありません」と答えても不採用にはつながりません。しかし、最終面接では企業への関心度やマッチング度、学生の意欲などがチェックされているので、逆質問をすることで自己PRや企業への熱意などを伝えることができます。学生にとっては最後のアピールチャンスになるので、活用した方がいいでしょう。

判断材料にもなる

一次・二次面接は若手・中堅の人事担当者や現場社員が行いますが、最終面接は通常、社長や役員、人事責任者など企業の上層部の人が面接官として対応します。そのため、逆質問で企業の今後の方向性などを尋ねることも可能なため、他の企業と迷っている場合は選択の判断材料にもなるでしょう。

▽最終面接でみんなはどのように逆質問してるの??
最終面接のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

出典:fotolia

新卒の最終面接において逆質問はどのような質問がよいか?

次に、最終面接面接官から「何か質問はありませんか?」と聞かれたときの質問内容についてご紹介します。

どんな逆質問が効果的?

就活の選考面接では、段階に応じて面接官が異なるのが一般的です。先にも述べたように、一次・二次面接はより現場に近い人による面接ですが、最終面接になると社長や重役、常務などの上層部の人が対応します。そのため、現場社員に聞くような質問やネガティブな質問などは避けた方がいいでしょう。大切なことは、「最終面接でなければ聞けないこと」に焦点をあてた質問をすることです。つまり、企業の上層部にしか聞けないことに意識を傾けて質問を考えるということ。そのためには、志望企業の情報を把握しておく必要があります。ただし、企業サイトなどに掲載されている情報を聞くような質問はNGです。

最終面接の下準備

効果的な質問をするために必要な情報は、以下の方法で集めるようにしましょう。

中長期目標の把握

中長期目標を把握しておけば、経営に関する質問がしやすくなるうえ、今後の企業の方向性に興味があることを示すことができます。企業サイトで事前にしっかり確認しておきましょう。

企業理念を知る

存在意義や使命などの価値観を示す企業理念は、企業にとって重要です。企業経営を担う上層部との最終面接では、企業理念を知っておくと逆質問しやすくなるでしょう。下準備として企業理念についてリサーチすることは大切ですが、「企業理念は何ですか?」など企業サイトでも知ることができる内容について尋ねるのはNGとなるので要注意。

事業報告をみて企業の状況を把握する

上場企業であれば、企業サイトに事業報告関連の資料が掲載されていることがあります。アニュアルレポートや決算資料などに目を通し、要点を押さえておくことをおすすめします。

社長発信のSNSやブログなどをチェック

近年では、社長発信のSNSやブログなども少なくありません。このような発信サイトがある場合は、最終面接の逆質問の情報として使ってみてもいいでしょう。

【質問例あり】最終面接での逆質問・企業への熱意を伝える質問

次いで、最終面接での逆質問で企業への「熱意」を伝える質問を例で示しながら解説します。

熱意を伝える質問例

・御社が主導している〇〇プロジェクトに興味があるのですが、入社後に携わるチャンスはあるでしょうか?
企業のプロジェクトに興味があることを示せるだけでなく、「携わりたい」という熱意も伝わります。

・企業理念が特徴的ですが、どのようにして作られたのでしょうか?
企業理念を重視する企業には、企業理念に関する質問が有効です。なぜなら、企業理念への関心の高さが、社風や企業の価値観にマッチしているのかを判断する材料になるからです。

・御社の社風に馴染む人材になるにはどうしたらいいでしょうか?
・どのような方が御社で活躍されていらっしゃいますか?
社風に馴染む人材や活躍している人材に関する質問は、「自分もそのような人たちに倣いたい」という熱意が感じられます。質問するだけでなく、実際に「活躍する先輩に倣って御社の成長に貢献できるよう努力します」という一言を添えると意欲も伝わるでしょう。

・今後、海外展開も計画されているとのことですが、それに参加することは可能でしょうか?
海外展開の計画に関心がある場合は、その事業への熱意や意欲をアピールしてもいいでしょう。語学が堪能なら、必要な語学スキルなどを尋ねてみてもいいかもしれません。

・御社が注力している○○事業について、具体的な取り組みを問題ない範囲で教えていただけますか?
事業への関心度をアピールできる質問です。下準備で得た情報を元に質問を考えましょう。

・中長期的な経営ビジョンについて教えてください。
経営戦略や事業の将来性に関しては、実際に企業経営に携わる人が行う最終面接だからこそできる質問です。企業に対する関心度の高さをアピールできるでしょう。

・御社で働く上で必要な能力とは何でしょうか?
「この企業で働きたいから必要な能力を知りたい」という熱意が感じられる質問です。返答の後に、「その能力が自分にあると思うか」という質問があることを想定しておきましょう。

・御社が成長した要因は何ですか?
企業の取り組みに関する質問です。ただし、取り組みの内容をただ尋ねるだけでなく、質問に「事業の成長を支えた社員に倣って業務に取り組みたいので」などとアピールメッセージを折り込むと効果的です。

・御社の最大の強みは○○だと思いますが、間違いないでしょうか?
企業に関する調査を怠らずに行ったことをアピールできる質問です。ただし、下準備をしっかり行わないと中途半端な質問になってしまう恐れがあるので注意しましょう。

【質問例あり】最終面接での逆質問・意欲を伝える質問

最後に、最終面接での逆質問で「意欲」を伝える質問を例で示しながら解説します。

意欲を伝える質問例

・御社の○○事業に強い関心があります。どうすれば関わることができるでしょうか?
企業が取り組む事業に関心があるだけでなく、「関わりたい」という意欲を示すことができる質問です。「希望の事業に配属されなかったらどうしますか?」という内容の質問を想定して、答えも準備しておきましょう。

・入社して役に立つよう入社前や新入社員のうちにやっておくべきことはありますか?
「入社前からできることには取り組みたい」という意欲をアピールできます。おすすめの資格やスキル、勉強しておくべきジャンルなどを聞いてみるといいでしょう。

・数字以外にも評価する仕組みはありますか?
入社後に何らかの「成果を上げたい」という意欲が感じられる質問です。どのようなことを重視する企業なのか判断しやすくなるでしょう。

・結婚・出産後も働き続けたいと考えています。御社の「女性の働く環境」について教えていただけますか?
「結婚や出産後も働き続けたい」という意欲を示す質問です。また、女性が働きやすい環境が整っているかを知ることで、将来的な不安も解消されるでしょう。

・どのように配属先が決まりますか?
希望の職種や配属先がある場合、「その部署で働きたい」という意欲を示すことができるでしょう。もちろん、「希望先に配属されなかったらどうしますか?」という質問は想定しておく必要があります。

・将来展開される○○事業に貢献できる社員になるには、どんな準備が必要でしょうか?
企業の将来と自分のキャリアを結びつけて考えられる学生は、企業に歓迎される人材です。「この企業で長期間活躍したい」という意欲を示せるでしょう。

・○○の資格を持っていますが、御社で役に立つ機会はありますか?
資格を持っていることをアピールできる上、「資格スキルを企業の成長に役立てたい」という意欲が感じられる質問です。ただし、実力以上に大きなことを言わないように注意しましょう。

・御社で働く上で最も大切なことは何ですか?
大切なことを聞いて「自分もそれに倣いたい」という意欲を示す質問で、企業とのマッチング度を測る上でも役立つでしょう。

・ゆくゆくは大きな責任を担うポジションにつきたいと考えています。御社にはどのような評価基準、昇進制度がありますか?
「長期間働き続けたい・活躍したい」という意欲が感じられる質問です。評価基準や昇進制度を知ることで、企業が重視する点が分かるでしょう。

・御社の魅力は○○だと考えておりますが、面接官の方々はどのようにお考えですか?
「○○が魅力だから働きたい」という意欲的な意味が含まれた質問です。しっかりと下準備をしないと話が広がらないので注意しましょう。

最終面接での逆質問は企業情報を調べ用意しておくことが大切

最終面接でどんな逆質問をするにしても、企業情報をしっかり調べて用意することが重要です。また、逆質問で質問を返されることも想定しておく必要があります。企業の上層部と話す貴重な機会となるので、万全な備えで臨みましょう!

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最終面接のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

reisuke

著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。