【出題テーマ例あり】就活でのグループディスカッションへの対策とは

就活の選考で多くの企業が取り入れているグループディスカッション。どんなテーマが出題されるのかわからず、不安になる就活生もいることでしょう。今回は、就活でのグループディスカッションの対策を出題テーマ例とともにご紹介します。

就活でグループディスカッションを行う意図

グループディスカッションとは

就活で行われるグループディスカッションとは、与えられたテーマについて複数人の学生がグループで議論し、議論の結果を出す集団選考のことです。議論の結果をグループごとに発表させる場合もあります。学生はその一連のプロセスを通して、採用担当者に審査されると認識しておけばいいでしょう。面接では面接官に対して直接アピールしますが、グループディスカッションでは議論や発表を通してアピールすることになります。

企業の意図とは

就活でグループディスカッションを行う企業の意図は、面接ではわかりにくい学生の協調性やチームワークなどを見極めるためです。もちろん、一度に多くの学生の選考ができることも理由のひとつでしょう。さらに、学生の雰囲気や対応力、性格なども浮き彫りになるので、比較的自然な姿が見られるからです。端的に意見を述べる力だけでなく、他人の発言に対するリアクションなども見られていると考えた方がいいでしょう。

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就活のグループディスカッションでの評価基準

就活でのグループディスカッションを乗り切るためには、どのように評価されるのか知っておく必要があります。

グループディスカッションの評価基準

(1)リーダーシップ

リーダーシップの捉え方は人それぞれですが、就活のグループディスカッションで求められるリーダーシップは、チームで成果を出すことを目的に柔軟に行動することです。議論に欠けている点は何かを常に考え、異なる意見をうまくまとめて議論を活性化させることが大切です。

(2)協調性

就活のグループディスカッションで必要な協調性は、チームの生産性を上げるために何をするべきか考え、その考えに従って行動する力です。グループディスカッションでは、進み方によって参加者全員が良い評価をもらうことも悪い評価をもらうこともあるため、メンバーはライバルではなく仲間だと思うことが大切です。メンバーに敵対心を示せば、協調性に欠けると判断されてしまいます。

(3)議論展開力

就活のグループディスカッションにおいて、議論展開力は最も重視されるといっていいでしょう。議論展開力とは、時間配分の提案や具体的な課題の定義、議論の焦点を絞るなど、議論が効率的に進むように方向性を示すことです。

(4)思考力

就活のグループディスカッションを効率的に進めるためには、深い思考力が必要です。チームの意見に欠けている点はないか、論点の漏れはないかなどを指摘します。深い思考力を養うにためには、日頃からロジカルシンキングを心がけるといいでしょう。

(5)発言力

議論の生産性を上げるためには発言が必要ですが、闇雲に発言すればいいということではありません。発言をする際にはわかりやすく、結論(Conclusion)→理由(Reason)→具体例(Fact)というCRFの流れでまとめましょう。また、まったく発言をしないのはNGです。グループ内に発言をしていない人がいれば、「○○さんは、どう思いますか?」などと議論に誘い入れることも大切です。

就活のグループディスカッション タイプ別テーマ例

就活におけるグループディスカッションのタイプとテーマ例をご紹介します。

自由討論タイプ

就活におけるグループディスカッションの王道ともいえる自由討論タイプ。基本的に正解がない課題について自由に議論を進めます。

テーマ例:
・学生と社会人の異なる点を5つ挙げよ
・営業に必要な3要素とは?
・理想の働き方とは?
・AIが発達して20年後になくなる職種は?
・働くことの意味を5つ挙げよ

課題解決タイプ

与えられた課題を解決するためにどうすべきか施策を議論します。一般的に課題解決タイプのグループディスカッションでは、最終的に発表されるグループの施策の質も評価対象です。

テーマ例:
・60歳以上の人にSNSを普及させる方法を考えよ
・利益が上がらないケーキ屋を黒字化させるには?
・田舎の商店街を活性化させるには?
・外国人観光客にマナーを守ってもらうには?
・若者の車離れを解消する施策を考えよ

資料分析タイプ

与えられた資料を読み解き、最善策を導き出すために議論します。課題解決タイプと似ていますが、解決策を導き出した意見が資料から類推された事実である点が違いです。事実ベースで議論を進めていくため、議論の前に個人ワークが設けられています。

テーマ例:
・自社ビル建て替えに最も適しているのは3つの選択肢うちどれ?
・新しいカフェの立地に関し、A地とB地のどちらを選ぶ?
・ショッピングセンターのメガネ屋が閉店する。新しい店舗に何を入れる?
・売り上げを10%増やすために最適な施策は、3つの選択肢のうちどれ?
・東京に建てるべき施設は、A、B、Cのうちどれ?

ディベート型タイプ

グループ内で賛成・反対の立場にわかれて議論します。相手を説得・納得させるトーク力が必要です。面接官がランダムに賛成と反対に分けるため、自分の意見とは異なる場合もあります。

テーマ例:
・英語力は日本人に必要か否か
・愛とお金、どちらが信用できる?
・24時間営業のコンビニは必要か否か
・救急車の有料にすべきか?
・一括採用と通年採用、どちらがいい?

就活のグループディスカッションではどう動くべきか

最後に、就活のグループディスカッションでどう動くべきかをタイプ別にご紹介します。

グループディスカッションの基本姿勢と注意点

就活のグループディスカッションでは、司会、タイムキーパー、書紀などの役割を決め、議論をスムーズに進めます。役割についた人は役割を果たしながら議論に参加し、役割がない人もメンバーの一員として積極的に議論に参加するようにしましょう。

グループディスカッションでNGとされるのは、他人に対して威圧的な態度や物言いをしたり、他人の意見をまったく聞かなかったりする行為です。頭ごなしに他人の意見を潰したり自分ばかり話したりすることがないよう注意しましょう。

自由討論タイプの対応

基本的に正解がないテーマについて議論するため、多くの意見が出て議論がグダグダになる可能性があります。役割についていなくても意見をまとめたり時間配分を気にしたりしながら、着地点を模索しましょう。重要なポイントは、メンバー全員が納得できる結論を導き出すこと。積極的に意見することが大切ですが、他人の意見にも耳を傾けるようにしましょう。

課題解決タイプの対応

課題解決タイプは実現可能なアイディアかどうかが問われるため、妥当であるかどうかの根拠をしっかり見つけることが大切です。ひと通りアイディアが出た後は基準を決め、実現が難しそうなものから切り捨てるようにするといいでしょう。アイディアが決まった後は、発表に向けてわかりやすくまとめます。納得感があるアイディアが評価されやすい傾向です。

資料分析タイプの対応

受ける業界や企業に関するテーマが多いため、業界研究や企業研究をしっかりやっておきましょう。このタイプのディスカッションでは、コミュニケーション能力や学生の振る舞いより、論理的思考力や仮説構築力などが重視される傾向にあります。結論の妥当性を念頭に議論を進めるようにしましょう。

ディベートタイプの対応

賛成と反対にわかれて意見を出し合うため、最初に判断基準を設けた方がいいでしょう。相対する立場での話し合いなので、自己主張の押しつけやケンカを避けなければなりません。論理的に意見を述べるだけでなく、反論に的確に対処することも必要です。「聞いているだけで何も意見を述べられなかった」ということがないようにしましょう。

グループディスカッションでどう動くべきかを知り対策しよう

就活でグループディスカッションを行う企業の意図や評価基準だけでなく、ディスカッションのタイプ別に求められる能力や対応が異なることもよく理解しておく必要があります。それらを理解することが、適切な対策につながっていくでしょう。

関連リンク

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著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。